| 2004年10月05日(火) |
チョコレートのうほう。 |
小川洋子さん「完璧な病室」読了。 1989年の作品なので今からもう15年も前に書かれたものですが、 ここがあって今がある、そういう感じを受けました。 ことばを選びに選んで、そこから削ぎ落とせるまで削ぎ落として、 必要なことだけを残していったというような、ここちよい緊張感が 私にとってとても気持ちよく響きます。すきですねーこういうのも。 人を想いやるやさしい気持ちと、同時にどこかで冷めている自分の 冷酷な部分もしっかり受け止めている生き方がいつも根底にあって、 それを作品として出せる小川さんがほんとに凄いなぁと、また改めて 思いました。読んでいると音が無い状態に包まれます。
「完璧」ということについて。不変について。しみじみ。
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