| 2004年05月03日(月) |
アジアンタムブルー。 |
大崎さんの一昨年出た作品。一気に読了。これも装丁デザインがステキ�� この方、こーいうのきっとこだわってるんだろうなー。 最新作の孤独か〜しかり、パイロットフィッシュしかり。 内表紙にもアジアンタムが...そしてadiantum blueの文字。くぅーニクイ!
残り半分くらいを、ライブ前に入ったフレッシュネスで読んでたのだけど、 恋人が亡くなることを医者と話すところとか、ニースで過ごすトコだとか、 外で読んでるのに泣けてきてまじ困りました。目薬差してごまかしたけど。 医者の気持ち...私の好きな南木佳士さんの作品に通じるトコがありますし、 みんな優しくて、自分の中のいろいろな葛藤とかあっても、それでもみんな 優しくて。自分が一番信じている人、大切にしたいと思う人が、この世から いなくなる状況にもし自分が置かれたとしたら、それでも人は生きていかねば いけないということをいったいどうやって受け入れていくのだろうかしらと、 例えばTVのニュースで聞いた話や、身近の人の話を思い出したりすると、 なんかものすごく辛くなってきてしまった訳で...。でもたぶんそれは、人は皆 一生のうちにどこかで必ず体験しなくてはいけないコトなのかもしれず、 そういうコトに私はまだ対処できる人間にはなってないものですから、 ちょっと針で突いたらぷちっと弾けてしまいそうな袋を持ってしまいました。
主人公が中学生の頃、新聞の小さなコラムで永遠と無限の概念の話を読んで、 わからないことへの恐怖から随分助けられたというのを読んでふと思い出した、 昔みた恐ろしい夢。たぶん小学校低学年だったのだけど、今でも現実と夢との 区別が曖昧でただただ恐ろしかったのだが、たぶん私もその頃から感じ始めた 世の中のいろいろなわからないこと、答えのないことに対する恐怖心が芽生え 始めていたのかも知れないなぁなんて思いつつ、ギリギリ7時くらいまでに 読み終えました。これもほんとに面白くてステキな作品でした。
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