くりくり♪

2003年08月12日(火) 立場。

とある本を読みましたら、その構成がとても面白かったです。
最初、その本人の立場になって読んでいて、あっそっかーと思いつつ、
次の章ではその人と近しい人が語ることにより、その本人の話しとの
相違点も出てきて、立場によって、捉え方がいろいろにできるなぁと
思っていたら、また他の近しい人、またその近しい人、と、計4人が
語るのですが、それぞれの立場によって全く感じ方が違い、お互いに
お互いのことを思えば思う程誤解が生まれたり、優しい気持ちもちゃんと
伝わらなかったり、人と人というのはそう簡単にわかりあえるものじゃ
ないんだと思いました。だからそこがせつないという訳ではなくて、
「ことば」がなくても伝わるものは伝わるという時もあるけれど、
その逆もあり、またその逆もあり、みたいな、いろいろ難しいというのを
ふまえつつ、真意は何なのか考えなくてはいけないなぁと思いました。
もし、自分がこーいう立場になったら、またこの本を読み返して、更に
同じ立場の人にも読んでもらって、ほんの少しでも伝わり合えたら
ちょっとは楽になるかもしれないなーと思いました。


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