とある本を読みましたら、その構成がとても面白かったです。 最初、その本人の立場になって読んでいて、あっそっかーと思いつつ、 次の章ではその人と近しい人が語ることにより、その本人の話しとの 相違点も出てきて、立場によって、捉え方がいろいろにできるなぁと 思っていたら、また他の近しい人、またその近しい人、と、計4人が 語るのですが、それぞれの立場によって全く感じ方が違い、お互いに お互いのことを思えば思う程誤解が生まれたり、優しい気持ちもちゃんと 伝わらなかったり、人と人というのはそう簡単にわかりあえるものじゃ ないんだと思いました。だからそこがせつないという訳ではなくて、 「ことば」がなくても伝わるものは伝わるという時もあるけれど、 その逆もあり、またその逆もあり、みたいな、いろいろ難しいというのを ふまえつつ、真意は何なのか考えなくてはいけないなぁと思いました。 もし、自分がこーいう立場になったら、またこの本を読み返して、更に 同じ立場の人にも読んでもらって、ほんの少しでも伝わり合えたら ちょっとは楽になるかもしれないなーと思いました。
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