un capodoglio d'avorio
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2003年11月30日(日) G1ジャパンカップ

東京10R・サラ系3歳以上・芝2400m。
秋競馬G1戦線のクライマックス、ジャパンカップ。
芝は深夜から降り続く雨のためにかなり水を吸っていた。
でも、直前に雨脚が途絶えて、馬場は不良→重へ。
本命は自他共に認める現役最強馬、
競馬界のヤンキース・藤沢厩舎が誇るエース、
シンボリクリスエス。

本来ならなー、ファインが秋天に出場してー、
かるーく5馬身くらいちぎって盾を獲ってー、
そんでジャパンカップで一気に世界の頂点にー。
っていうシナリオだったのに、いろいろ間違って、
いろいろ狂いが出て、何故かきょうのこの大一番、
ファインの名前は無いのね。

ちぇ、じゃあ・・・、
2002年の年度代表場の座をファインから奪ったクリスエス、
応援してやろっかなーって思ってたけど、
・・・気が変わった。
きょうは重馬場。
いかに断トツ1番人気のクリスエスでも、
あの跳びの大きさでは厳しいだろう。
重馬場で強いと言えば・・・、
2003年度クラシックを分け合った2頭でしょ!
つまり2冠馬ネオユニヴァースに、
菊花賞馬ザッツザプレンティ!
鞍上がデムーロくんにアンカツさまというのも、
どかの勝負を後押ししてくれるし。

というわけで、馬連8−10と、
3連複を8ー10固定であと、1・3・5・11へと流す。
外国馬は、けっこう前評判高いけど、買わない。
分かんないもん、分かんないのは、買わない。
どこか、ひとつでも信じられるとこがあったら、
そこをよすがに懸けてもいいけどさあ。

パーンパカパーンパカパーン、ダダダダン!
G1のファンファーレとともに、大騒ぎするスタンド。
はあ、東京にいればなー、ぜっっったい、あそこにどか、
いたよなー・・・と、テレビに向かって嘆息どか。

発走!

逃げる逃げる、1番タップダンスシチー!
逃げる逃げる、逃げる・・・逃げる、逃げるぞ?
おおお、すげー、差が、つまらない、つまらないどころか・・・、
最後、また開いてるよ、すげー!!

と、これはテレビの一般のニュースでもちょっと流れてた映像だけど、
4番人気のタップダンスシチー、9馬身差の大逃げ圧勝目前、
・・・ん?
と、どか、気づく。

1着はタップで決まりだろう。
現時点で2着がアンカツのザッツ、これも粘り切りそう。
そして3着が・・・、おおおおっ、まだネオが粘ってるっ。
3連複、取れるジャン!
がんばれ、ネオ、がんばれーっ、耐えろ耐えろおおおおお!
と、それまで茫然としてたどかが、俄然テレビの前で絶叫始める。

しかし、ネオの背後に迫るのは、あの、黒く大きな馬体。
チッ、来やがった・・・、ネオ、逃げろ、逃げろおおお・・・。

着差は、アタマひとつ。
ネオはラストゴール板前、差されて4着。
どか、3連複、惜しくも外す。

クリスエス、さすがとは言わへんぞお。
現役最強馬が、3着4着あたりをうろちょろ、すんなっつーのお。
勝つなら、さくっと、勝てよお。
ネオも、ちょっと、お疲れ気味かな。
デムーロくんとの神懸かりコンビも、ちょっと影が薄いな。
ラストの競り合いで、しかも府中の直線で負けるなんて、
2冠馬ネオユニヴァースらしくないぞお。
有馬記念には行かずには休んだほうがいいんじゃないかな、心配。

そして、タップ。
すごすぎ。
かっこいいっす。
6歳秋にして、初G1制覇。
鞍上、佐藤哲三騎手、ステキだ。
9馬身差は、ジャパンカップ史上最大着差。
鞍上と馬との奇跡に近い最高のコンビネーションを見た気がする。
大逃げお見事、いいもんみたなー、気持ちいいなー。

タップダンスシチー、おめでとー。


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