ウチではほとんど不自由なんてないから大丈夫的な覚え書き。
<一日目> ・ 3時ちょうど、目覚ましでお昼寝から覚める。家事をすませ買い物にも出かけたあとで、一眠りしたら原稿を仕上げるかな、仕上げられそうだな、というところだった。 ・直後に地震。もう一度地震。 ・とりあえずテレビをつける。電気が消える。そう間もなく復活した旨の音声が入り、主幹源のスイッチを入れに行く。 ・テレビがつく。速報を見る。表示される津波の大きさに呆然とする。とりあえず、 まだ干してあったた洗濯物を取り込みにいく。戻ったら、画面の向こうで、津波が始まっていた。 ・ただ呆然とテレビを見る。旦那と身内に電話を入れるも繋がらず。この時点ではメールを思いつかず(携帯にメール機能つけてないから)悶々としながら、ただテレビを眺め、電話にチャレンジしつづける。運良く会社が休みだったという神奈川に住む弟から、なぜか電話が入る。弟一家、母と妹ともうひとりの弟が無事なことを確認し、ひと安心する。まあ、身内のなかで、関東で一番北に住んでいるのは我が家なので、我が家が大丈夫ならほかのみんなも平気だろう、ととりあえず安心してみる。 ・ 家のなかの様子をチェックする。 落下物はあっても、壊れたものなし。食器もみんな無事。 2Fの本の部屋は、ちょっとコワイことになっていた。大きな本棚は下のほうに重い本を詰めておいたからか、倒れていないが、軽めの本棚が倒れている。とりあえず放置。また余震があったら、意味はない。落ちて壊れたら困る陶器やガラスの飾り物は、床にまとめておく。 ・4時、ヘルメットをかぶった旦那帰宅。庭にいる姿を見るまで車の音にも気付けなかった。水の出が悪いことにようやく気付く。ガスの確認もしてなかった。お風呂に水をためはじめる。 ・旦那に云われて気付き、PCを立ち上げる。使える。それぞれの身内にメールを送る。 ・お風呂の半分までたまったところで水を止める。 ・夕食ぶんの材料はあるものの、このぶんでは明日いつもの JAへの買い出しに出かけられるかもわからないので(この頃はまだ甘く見ていたと思う。ほんとに)、近所のスーパーの様子を見に出かけてみる。 ・旦那の話通り、大通りから南半分の信号が止まっていること・脇道の信号は全部消えていることを確認しながら(旦那は超裏道を走ってきたという)スーパー3つを回り、どこも開いていないことを知る。まあ、当然だ。 ・それでもコンビニの袋を持っているひとを見かけはするので、近くのコンビニにもよってみようかと話し合いつつ、冷蔵庫の中身や買ったばかりのお米などを思い浮かべ、無理せずとりあえず買い置きのものでしばらくはなんとかすごそうと家に帰る。暗くもなってきたので。 ・お風呂はどうするかと見ると、お湯が出せるほど水が出ていないことがわかる。明日まで松ことにする。 ・ごはんを作り、食べる。週末ごはんなので、やや手間取りながらも、予定通りに作った。チキンソテー・じゃがいもと人参のロースト・ゆでた菜の花とルッコラ。カリフラワーのグラタン。サーモンのムース。パンとチーズとワイン。デサートは作りそこねたので、冷凍してあった白品豆のブランデー煮を出した。 ・身内からメールが届き始める。出先から戻れないなどはあっても、全員無事を確認。友人たちにもメールを送ってみるこちらの返事は届かず。それにしても、ネットが使えるのはほんとうにありがたい。 ・テレビは消せない。 ・ポット二つに冷たいお茶を用意し、やかん、大きな鍋二つ、ポット・小鍋二つに水をためる。 ・買い物袋に、財布・手帳・携帯・小型ラジオ件ライトを詰め、着替えといっしょに枕もとに置いて寝る。
<二日目> ・目が覚めてしまい、 6時ごろ起床。トイレに行って、水が止まっていることに気付く。さらにトイレのタンクは一度の使用で空になること・タンクをいっぱいにするのにはバケツで 3杯必要なことを知って、プチパニック。お風呂の水は、半分しかためていないのだ。 ・起きてきた旦那と、とりあえずコンビニに出かけてみる。営業はしていたが棚はガラガラ、もちろん水はなかった。野菜ジュースくらいは買ってみるかと手に取ってみたが、結局何も買わずに外に出る。 ・近所のひとと少し会話。お隣は、とりあえずお風呂満タンに水をためお米は5合炊いておいた、という。お金を引き出しに行くと出かけていった。 ・朝ご飯はおにぎりにする。 お隣のひとにつられて、3合炊いておにぎりを作る。さらに3合炊いておく。二人ではなかなか消費できないだろうが、炊いておけば冷凍でも、解凍して食べることができるだろう。 ・ようやく気付いて、市のHPを見にいく。断水の件が載っていて、給水ポイントも載っていた。ごはんを食べて、しばらくテレビを眺めてから、水をもらいにいく容器を探す。空になった鍋一つとポット二つしか思い当たらなかったが、ビニール袋をかごにかぶせて使ったらどうだ、と旦那が云いだし、 3つ用意できた。 ・給水ポイントはごく近くだが、車で出かける。いつも通る道なのに、こんなところが緊急給水場所だとは気付かなかった。並んでいる。並ぶ。みんな思い思いの容器を抱えている。給水してもらう。重さにメゲかけながら車に運び、家につき、ビニール袋のほうはすべてお風呂に移す。これでほぼ満杯だ。これで安心だね、と旦那と笑い合う。 ・ P Cで、身内にメールを送ったり情報を探りながら午前中をすごす。市内でも、ガスや電気が止まっているところがあるようだ。マンション住まいのひとも、避難所に行くひとが多いんじゃないかと旦那が云う。エレベーターが動かないって云うのもコワイよね、と思う。 ・水が出ることに気付く。大慌てで食器を洗い、お風呂に水を足す。満タンに鳴り、ほんとうに安心する。 ・昼食はおにぎりと、じゃがいもとタマネギのみそ汁。 ・午後、再びテレビとPCにふける。被害の状況を見ていると、ただ気が沈む。町BBSをチェックして、営業しているスーパーがあることを知る。近所のスーパーに出かけてみることにする。 ・スーパーは営業していた。ありがたい。店に入ってすぐの果物・野菜コーナーは案外充実していておどろく。だが、パン・玉子・米・麺類・ドリンク・水類の棚かガラガラだった。我が家に不足していたのは野菜なので、とりあえず一通り買い込む。牛乳も補充。滅多に買わないお菓子も二つほど買って見る。玉子が欲しかったなあ。 ・原発のニュースが流れてくる。煽るのが好きなマスコミ体質はわかっているので、なるべく楽観的に考えようと思うが、そのほかの被害を見ていると、近くの人たちはどんなに不安だろうと思う。煽る発現はやめて、冷静に事実だけを伝えてもらいたい。 ・夕食は、漬け込んでおいた焼豚があったのでまずはそれから使うことにする。キャベツとピーマンを茹でて添える。えのきとタマネギの味噌汁。いんげんのゴマ和え。 ・水が出ることに気付く。あわてて洗いもの。 22時まで出せる、ということだったが、まだ湯が出る水量ではないし身体が冷えても困るので、シャワーは我慢する。明日の朝も出せるということなので、朝にお風呂場を暖め、シャワーを最小限に使うテを試してみることにする。 ・早めに寝る。
>BONBONさま ありがとうございます、無事にやってます。早くいつもの生活に戻れたらいいな、と思いつつ、被災地のニュースを見ては反省する一日です。 BONBONさまはお住まい関西でしたっけ?(失念しました...)何処にしても、お気をつけておすごしください。
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