| 2004年01月22日(木) |
プレミアってなんだ <先に申し上げておきますが、これはレポではなく、愚痴です。 |
さて。 もうほとんどのかたが、いろんな処でレポ等お読みになって結果を御存じだとは思うのですが、あれほど熱く燃えたからには、やはりここでも御報告せねばならぬ、と思ってこれを書いとります。 それに、「当選者のレポ」はあっても、「当選者じゃないひとのレポ」って、もしかしたらないかもしれないからね。
結果からいえば、「当選者以外は完全シャットアウト」なイベントでございました。 実はわたしは(バスの都合で)御一緒するかたとの待ち合わせ時間より相当早い時間についてしまい、まあ先に下見でもするかな、と会場のお寺まで出かけました。心配したよりは少なく、予想よりは多くひとの姿が見受けられたので、連絡をとって待ち合わせ場所を寺の前に修正することに。 ここで早くも予想外の事態に遭遇します。 「レッドカーペットの長さは日本のプレミアでは最長の150m」という前情報があり、とするとお寺の前くらいからカーペットが敷かれてその上を到着した俳優さんたちが歩く、んじゃないかと思っていたのですが。 カーペットがどこにも見えない。 お寺は道路に面していて、一番大きな正面の門に「ロード・オヴ・ザ・リング ジャパンプレミア」と書かれたハリボテがあり、その隣には「ロード・オヴ・ザ・リング ファンの集い」という看板も用意されていました。一番俳優さんたちを迎えるに相応しいと思われた門なのですが、ハリボテはかなり大きく、ちょっとやそっとではどけられそうにありません。門は堅く閉ざされて、ちこっと覗いてみるとその向こうは更にポスターを貼ったパネルで閉ざされている。 ここじゃないのかと思いつつ、とりあえず一番ひとが溜まれるスペースがあつたからかたくさんのひとがいたもので、わたしらもそこに腰を落ち着けました。 あ、「溜まる」という表現を使いましたが、わたくしたち、マナーは悪くなかったですよ。周囲は住宅だし、と声の大きさも心配しましたが、前を行き来する車の騒音のほうがはるかに上でしたし、おとなしく座って今日のイベントについてあれこれ情報交換しておりました。もっとも、目新しい情報を持つひとはいませんでしたけど。 そのうち、どうもやっぱりハリボテはどきそうにないし、ここじゃない、だとすると−−−と少し離れた脇にある門に移動。ほかのみなさんも、同じく移動してきます。 ここで強調したいのですが、イベントスタッフ(+ヘラルドのスタッフ)はなにひとつとして、わたしたちに教えてくれませんでした−−−「誰がやってくるのか」も「いつ頃くるのか」も「もう来ているのか」も「どこの門にくるのか」も。少なくとも、わたしや周囲のひとたちが質問しても、誰一人として「それは申し上げることができません」と繰り返すだけでした。 ちなみに、「当選者でないひとたち」集まっていることに関しては、<来てくれとはいっていない。勝手に集まっているのだし、解散しろともいえない。面倒を見る気もない>というスタンスだそうです。これは「一般人はここで待っていてもいいのか」という質問に対して、スタッフが実際に口にした言葉です。 そうこうしているうちに時間はせまってくる。警察がやってきて次第にいっぱいになってきた「当選者でないひとたち」を仕切りはじめる。途中、それらしい車が入って行くのが見えましたが、一度も止まりはしないし黒いガラスのせいでなかは見えませんでした(あとで、どうもあれだったらしいとわかりましたが)。 やがて、小さい門のほうも閉じられました。ゲートようの柵をたて、御丁寧に中を観れないようにパネルをたてられて。それから、ようやくスタッフのひとりが云ったんですよ−−−「ここから俳優さんたちは入りません」。 それならともう一ケ所出入り口として利用されていた駐車場へと移動しましたが(いくらなんでもここから俳優さん達を入れはしないだろうと思ったのだけど)、そこでも「ここからは俳優さんたちは入りません」との言葉が。 さすがに4時を回っていました。 とりあえずもう一度尋ねました。「ここから入ることがないのはわかりました。確認したいんですけど、俳優さんたちはもう入ったんじゃありませんか?」−−−それでも「お教えすることはできません」と云うんですよ。 5時がどんどん近付いてきて、もうおひとかたと合流。でも、もうどうしたらいいのかわからなくて、右往左往するしかなくてね。いや、これはなにもわたしたちだけじゃなくて、その場にいたみなさん全員、「なんだよこれ」って感じだったと思うんですよね。 そうして5時になって−−−ちいさーく、門を塞ぐパネルの向こうから、声が聞こえました。あんまり声が小さいので、「歓声が小さいってことはまだ始まらないのかな」と思っていたら、違うんですね。お寺のせいか、物音吸い込まれちゃうみたいなんです(笑)その証拠に、もう一度駐車場のほうに移動してみたら(そこは前庭なしで植木も少なく、すぐにイベント会場だったので)、けっこうな音量でした。 遠く、ぴかぴか光っている会場が見えました。司会のひとの声も聞こえる。大画面が設置されていて(しかしこれももちろん、会場内のひとに向かいいるものです)、わたしたち「当選者でないひとたち」はひとかたまりになって、爪先立ちしながら遠く小さなその画面のなかの、6人のキャストを眺めておりました。 5時になった時点でもうこのイベントの出待ちは諦めて、すぐにプレスよう試写会のほうに移動するひともいましたね。無事会えた(見れた)のかなあ。 最初は「出待ち」もしてみようかというつもりだったんですけど(あるいは丸の内までいくか)、なんだかもう疲れてしまってね。諦めることにしました。 御一緒したふたりと移動して、御飯を食べに行って、今日のヘラルドの仕打ちを話し合い、萌え話で気を取り直したわけでございます。
いまになって思うんですけど、わたしもごいっしょしたお二人も、たぶんあの場にいた「当選者じゃないひと」たちも、ほかの映画のプレミア(と日本で呼ぶのかわからないけど)を知らない人間がほとんどだったと思うのです。 外国のプレミアはさんざん見たけどね。そこからイメージするのは、レッド・カーペットの上を歩く俳優さんたちと、その周りで(警備のひとに抑えられつつも)待ち構えるファンの姿、だったわけです。 でも、日本では違うのかもしれない。出演者はこっそり車で会場に入り、プレス関係者(今回は「当選したひとたち」もいたわけですが)にしか姿を見せなくても、変ではないのかもしれない。 だから「チケットをお持ちでないかたは完全シャットアウトします」という告知をわざわざしなかったのかもしれない。 だとしたら仕方ありません。わたしたちの勉強不足だったということですから。過大な期待を寄せたほうが悪いんでしょう。 だけどね。 質問したことに何も答えてくれないのは、話が別です。 何の答えももらえないから、わたしたちはわからないままに数時間もあそこで立っていたんじゃありませんか。教えてくれたら−−−俳優さん&PJに「ありがとう」もいえないのだとわかっていたら、あんな寒い場所に立ち尽くしたりはしていませんとも。 「ロード・オヴ・ザ・リング ファンの集い」(そもそも「イライジャ・ウッド」ファンの集い、ではなくなった時点でサギだとは思うのですが)と看板にあったけれど、外に集まっていたわたしたちだって、ファンのひとりじゃないんでしょうか。当選したひとだけにしか、感謝の気持ちは示してもらえませんか。これっぽっちも? ふざけんなよ、ヘラルド。
まあでも、なんだかすごく、何かが抜け落ちた感じです。 や、車ですーっと通り過ぎられること、足早すぎて声もかけられない状況だろうとも予想はしてたんですが、ひとめどころか、遠く小さな大画面で会場内の5人の俳優さん&PJ&PJの娘さん(着物を着ていた。可愛かった)たちを眺めていただけですし、「For Gondor」も「For Frod」も叫べなかったけれど。 満足、というのとは違うけどねえ。
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