元・白血病患者の日記
 

2006年04月22日(土) サイン会と不採用の電話!

 子供と嫁さんが医者に出ている間に電話が鳴る。留守電にしていたら、この間の金型屋の社長からだった。で、こんな時間、こんなトーン、ってのはアレかと思ったら内容は予想した通りにアレだった。まぁ期待はしてなかったけどね。警備新聞といい、サッパリですわ。

 これはこれでいいんだけど、口契約とはいえ「来てもらってもいいよ。あんたにやる気があるかどうかだよ」とまで言っていたところなだけに、なぜに今回のアッサリとした不採用? 今後の参考になるならば、ということで電話をしてみる。

 本来なら、口にするようなことではないから口が硬かった技術屋の社長だが、ちょっとほじくってみたら怒声を浴びせられた。…これは意外だな。浴びせる立場が逆じゃないのか?(中略)でしゃばり過ぎだというのを言いたくて仕方がないという感じ散々にいわれる。そりゃもう何度も同じことを繰り返されたので、よほど腹に据えかねるものがあったのだろう。って、ひとつも納得のいく説明はなかった。大口を叩いた言い訳に汲々として逆ギレした、というのが現実かな。カルマン工業所め、月夜ばかりじゃないんだぜ。

 しかし、何が腹立たしいといって、気持ち次第とか言われながら不採用にされたことよりも、説教をくらったことかも知れない。「採れない葡萄」ではないのだが、酸っぱいなぁ。

 午前中にしてテンションは最悪。こんな気持ちで子供と手をつないで新宿まで行くのは…チトためらいます。

 何も事情を知らない子供はやや緊張気味。ブルーな鳥の本でお馴染み『パスワード』シリーズのM先生のサイン会に出かける。整理券には「イベントの日時・時間については急な変更等ある場合がございます。詳細は各店にお問い合わせください。また定員になり次第、整理券の配布を終了させていただきます。ご了承下さい」とあった。長いシリーズだもの、そりゃ大勢が詰め掛けると思っていたが何のことはない、当日だというのにまだ整理券を配布していた。会場の後ろで山積みになっている本を見ると、実質整理券を手にしているのは50人くらいしかいないみたい。「順番がありますから、進行はすみやかにお願いします」と司会者が力んでいたが、名前を記入してもらうどころか、会話をしてもお釣りがくるような人手であった。

 若い女性が並ぶと声をかけ、念入りに会話をしていた御大M先生であるが、アトピー丸出しで赤い顔をしていたうちの子供には一瞥しただけで声もかけていなかった。握手さえもしていないところを見ると、伝染る病気だとでも思ったか? 子供には悪いが、その場で破り捨ててやろうかという衝動に狩られる。子供は傷ついてるぜ。(7・21)


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