元・白血病患者の日記
 

2006年04月11日(火) 雨の麻生で何を思う

 九州・西日本では集中豪雨。その雨雲がゆっくりと流れてきて、昼には大雨という予報だが霧のような雨だったので折りたたみ傘で出発。

 新百合ヶ丘で軽く迷う。なんだろ、このプチ田園調布って感じは。見てるだけで恥ずかしくなる建物とかいっぱいあるし。やっと探した会社では、警備会社と同じような対応を受ける。…ううむ、本当に採用する気持ちはあるんだろうかしら。

 かなり迷ったのだが、せっかく新百合ヶ丘にいるので麻生へ。グラウンド近くで昼食をとっている間に大雨になった。グラウンドにはボールが用意されていたので、練習はあるのだろうか?ここまで来たんだから、時間まで居てみようかな? そんな思いでグラウンドの更に上、山道に分け入る。こんな天気の中、小さな折り畳み傘、背広姿で歩きというのは、かなりそぐわない格好だと思う。

しかし、山の空気は優しかった。雨の中、樹木は心地いい。移住に失敗した大分県で求めていたのは、コレなんだよね。なんか日々のイライラから開放されるような気持ち。引っ越すなら、こういう場所がいいのかな…。ただ、子供が許してくれないだろうけど。

そんな話は、仕事が決まってからなのに。上野、浅草、品川、浜松町…今まで何度、面接のごとに期待を膨らませて弾けさせてきたことか。そういえば、明日は呼び出しのあった浅草か。って、まだ本日の件が終了したわけでもないのに、早くも気分は負け犬。まぁ、あの対応では匂いがプンプンしてるもんね。

 リュウガの名刺入れが届く。…複雑な気分である。本当に自分の名刺は入ることがあるのかしら。試しにポケットに残っていた(給料未払いのままの)川崎のナイトでアダルトな雑誌の名刺を入れてみると入った。…複雑である。

 ヒッシーから葉書が届く。覚えててくれたんだ。…生コンの連中か、懐かしいわね。昼に麻生で自然に包まれ大分県のことを思い出していただけに、何か因縁めいたものが? 連中に振り回されたことを思うと…なんか複雑である。

 唯一の雨の日用の靴もサイズがあわなくなったのか、爪が大変なことになっていた。爪が内出血してドス黒くなってるじゃないの! どうりで痛いわけだ。(5・29)


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