| 2004年09月06日(月) |
ムクゲの花が咲きました? |
今日は原爆ネタ・終戦記念日ネタが炸裂です。ほとんどテンプレ通りの歌ばかりではありますが。 全45首(複数選者による選も含む)の中に、これだけの戦争ネタがありました。読んでて異様な感じがします。こんなの楽しんで読んでる読者がどのくらいいるんでしょう。今日はとにかくこの迫力(?)を味わって下さい。
まずは原爆ネタ。
◆ 広島第二県女二年西組朗読詩劇一人生き残った関千枝子の何故 (大阪府 村山香代子 佐佐木幸綱選)
【選者の評】「広島第二県女二年西組」は朗読劇のタイトル。病気で勤労動員を偶然休んだために、三十九人のクラスで一人だけ生き残った関千枝子さんが遺族を訪ねあるいて書いた詩劇。大阪女優の会によって上演されたという。名詞をつらねて最後の「何故」に焦点を結ばせた工夫に注目。今週は締め切り日の関係で原爆被爆にかかわる作が多数あった。
◆ 唇の焼けて無き口動かして何言わんとせし被爆に逝きし子 (秋田市 菊池協治 佐佐木幸綱選)
◆ 傾きてそびゆる公孫樹(いちょう)ふきあげて八月六日の風走るなり (香川県 山地千晶 佐佐木幸綱選)
◆ 風中にはまゆう咲けり故郷(ふるさと)のいたくさみしき八月九日 (長崎県 中上鉄郎 佐佐木幸綱選)
◆ 原爆でこわれしピアノのコンサート鎮魂の歌響く公園 (八王子市 瀧上裕幸 佐佐木幸綱・馬場あき子選)
終戦記念日ネタ。
◆ 敗戦の日の白き木槿(むくげ)は風に咲くゲートルの父膝折りし庭 (東京都 鈴木勇 馬場あき子選)
【選者の評】庭の木槿が咲くたび敗戦の夏を思い出すのである。その庭に軍を解かれた父が帰り着き、ゲートルの膝を折った姿もろとも忘れがたい一シーンなのだ。
※木槿って「かの国」の国花でしたね。それを暗示しているのかと一瞬思いましたが。「ムクゲの花が咲きました」とかいうトンデモ映画もありましたな。韓国と北朝鮮が組んで日本を核攻撃するという・・・。韓国による濃縮ウラン製造が明らかになりましたが・・・何てタイムリーな歌なんでしょう。
◆ 語り合える友多く逝き送り火に軍馬のごとく胡瓜並べる (茅ヶ崎市 相澤孝七 島田修二選)
※軍靴でなくて今度は軍馬です。
◆ 話す者も聞く者も老ゆ雨の降る八月十五日つどい来し日 (三鷹市 増田テルヨ 島田修二選)
※この作者も常連。とりわけ慰安婦ネタが得意だった模様。「八月十五日つどい」とやらがどんなものか、想像がつきますな。
最近では珍しい、自虐史観ネタ・・・というか、作者が勝手に自虐史観で解釈しているだけ、という気もするが。
◆ 鳳凰木雨に焔(ほのお)を眠らせる時わが身のうちに起つ鬼がいる (台湾 黄得龍 島田修二選)
【選者の評】植民地時代に日本の学徒兵であった経歴を思い合わせる時、起ち上がる鬼に沈黙させられる。
※この選者、一度くらい「台湾人と日本精神」でも読んでみろ。台湾人はどこかの基地外民族とは違い、日本を恨む気持ちなんか持ってないのです。台湾人に尊敬されている日本人・明石元次郎や八田與一の話もすでにネット上では有名だよ。こんなところで「台湾人も韓国人と同様、日本を恨んでるんだよ」と嘘の宣伝したって効果ないよ。
原発ネタ3首。こんなの載せたってねえ・・・つい先日、韓国の核開発がバレちゃって、日本では報道を控えてるけど海外では「悪の枢軸」「イランと同じ!」と大騒ぎになっている今となっては、な〜んにも訴える力はありませんなあ。
◆ 神の言質(げんち)の如く言い来し安全の策とは何か原子炉の罅(ひび) (福島県 東海正史 佐佐木幸綱・馬場あき子選)
◆ 末端の作業者が死ぬ原発に限らずありとあらゆる場所で (坂戸市 山崎波浪 佐佐木幸綱選)
◆ 海水浴で賑わう浜の指呼の間に事故原発の建屋鎮まる (名古屋市 木村久子 馬場あき子選)
イラクネタ。
◆ イラク戦争死者の数字の増ゆるとも日本の自死者三万に及ばず (松戸市 猪野富子 馬場あき子選)
※「自死」って、朝日歌壇によく出てくる単語ですなあ。「自死三万」というのも2年前に既出のネタなんだが。アカヒ歌壇の作品にはあんまりオリジナリティが感じられませんねえ。
◆ 戦争のイラクをテレビは映しおり映らざりしものは永遠に見ず (福島市 須田��子 佐佐木幸綱・馬場あき子選)
◆ 鎮魂の八月と重なるオリンピック自爆・空爆止むことのなし (いわき市 鈴木一功 馬場あき子選)
◆ 戦争の苦しみ我にわからぬと怒る娘の恋人はイラクに (アメリカ 古田和子 馬場あき子選)
◆ 見送るも見送られるも日常となりて佐世保を軍艦離る (長崎県 前田一揆 馬場あき子選)
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