朝日歌壇鑑賞会【今週の作品】
@∀@)今週も電波ゆんゆん、朝日の基地外歌壇

(朝日川柳や他紙の歌壇も取り上げることがあります)

2004年07月11日(日) 大阪民国語と広島日教組王国語で読む日本国憲法

 参院選挙当日の朝日歌壇、イラクネタで必死に反自民を煽っています。しかし出口調査の結果とは異なり、与党は議席減らさなかったし、民主の議席増は共産党の議席を奪っただけで、自民党支持層の票を奪うまでには至りませんでした。増元さんが落選したのは残念でしたが、早野がコラムで必死に応援した辻元はめでたく落選しました。よかったですね。


◆ 旗印良き方へのみ身を寄する世となりにけり人も国家も
   (アメリカ 吉富憲治 馬場あき子選)

◆ 戦艦にミサイル戦車散らかしたおもちゃさっさと片付けなさい
   (長崎市 牧野弘志 島田修二・近藤芳美選)

◆ 二百万円の水を一億かけ配る支援しずかに衝きし人逝く
   (さいたま市 斎藤智明 佐佐木幸綱選)

 ※サヨはよくこのような主張をします。NGOに配らせれば安いとか言ってます。非武装のNGOに金を払って、政府の支援の手先にすればいいと考えているのでしょう。危険な地で給水活動をするのは武装した自衛隊がするべきです。日本人の手でイラク人に直接貢献することは大切なことです。


あまりにもアナクロな、安保ノスタルジア2首。


◆ もう誰も樺美智子のことなどは言わないままに六月終わる
   (川西市 安保のり子 島田修二選)

 ※誰もと言われましても。新聞にも載らないからそんな人のことは覚えていやしませんよ。興味ないですし。そんなに樺美智子が忘れられないなら、天声人語ででも樺美智子を取り上げたらいかがでしょう。たぶん「何で今さら樺美智子? こんな記事誰が読んでるの? 朝日ってそんなに安保闘争が懐かしいのかね、プッ」と、マスコミ板の天人スレで物笑いの種にされるのがオチでしょうけど。


◆ 若き日の購読誌「世界」南原先生の全面講和論いまも心に
   (市原市 秦野静夫 近藤芳美選)

 【選者の評】南原繁氏は、かつての東大学長。日本の全面講和への選択を主張した。その孤独な理想主義を今に思う。

 ※サンフランシスコ平和条約締結を巡り、政府は西側諸国を中心とする国々と早期に条約を締結する「多数講和」を目指していましたが、それに進歩的文化人らが「ソ連とも平和条約を」と噛み付き、全連合国との講和を主張したのが「全面講和論」でした。当時は米ソ2大国の冷戦真っ盛り、西側の一員となろうとしていた日本がソ連と講和することなど不可能な情勢でした。それに早期に講和しないと日本はいつまでも占領状態が続いてしまいます。南原らの「全面講和論」とは日本を西側につかせないようにするためにぶち上げた全くの空理空論です。当時の吉田茂首相は、南原を「曲学阿世(真理をまげた学問によって世におもねる)の徒」と批判しています。吉田の見解こそが正しかったことは言うまでもないでしょう。日本は西側陣営につくことで共産化を阻止され、安定した民主主義国家として経済発展しました。
 それにしても、「世界」の部数低迷は、こんなところで固有名詞挙げて宣伝しないとならないほど危機的状況なのでしょうか。


日曜に選挙に行きましたんで、ついでに投票所近くの図書館で他紙をチェックしたら・・・。
なんと、今週は他紙歌壇にも電波歌が続々キタ━━━━━━<毎∀毎>━━━━━━ !!

毎日歌壇。

● 友の来てイラク語れば眼裏にかの日のゲバ棒揺れてやまざる
   (秋田市 山田愁眠 篠弘選)

● 住民のレジスタンスをテロと言い虐殺隠す言葉の魔術
   (砂川市 辰川英俊 小市巳世司選)

 ※自国民や民間人まで無差別に標的にしたテロリストたちをレジスタンスと呼んで虐殺隠ししているのは誰? 社民党やイラク3馬鹿家族への電話は「嫌がらせ」と言うくせに、小泉再訪朝後の家族会への電話は「抗議」と表現するのは何故? これもみーんな言葉の魔術?


日経歌壇。

● 「平和をもどめで、いくべきだべちゃ」九条をお郷(くに)ことばで綴る本よし
   (札幌市 清水芳洞 高野公彦選)

 ※大原穣子著『方言で読む日本国憲法』についての歌です。この本は目次↓にご注目ください。

 目次

 日本国憲法前文(大阪弁・広島弁)

 第二章 戦争の放棄
  第9条 戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認

 第三章 国民の権利及び義務
  第11条 基本的人権の享有と性質
  第23条 学問の自由
  第24条 家庭生活における個人の尊厳と両性の平等
  第25条 生存権、国の生存権保障義務
  第26条 教育を受ける権利、教育の義務、義務教育の無償
  第27条 労働の権利・義務、労働条件の基準、児童酷使の禁止

 第十章 最高法規
  第97条 基本的人権の本質
  第98条 憲法の最高法規性、条約・国際法規の遵守
  第99条 憲法尊重擁護義務


 彼らの「憲法」には何故か足りない項目があります。本物の「日本国憲法」と比較してみましょう。すると、憲法には他にこんなことも書かれています。

 ・第1章 天皇

  ※天皇は国民統合の象徴であり、皇位は世襲のものだと書かれています。天皇制を廃止したいなら憲法改正が必要です。

 ・第3章第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。

  ※日本国籍のない在日は「国民」でないので、選挙権はありません。

 ・第9章 改正

  ※改正の手続きについて書かれています。改正をすること、ましてそれを主張することは何も問題はありません。

 以上は彼らが憲法について語るとき、決まってスルーする項目です。

 しかもこの本、語られているのは大阪弁と広島弁です。さすが大阪民国と日教組王国広島。朗読CDも付いていますから、「総合的な学習の時間」に「郷土の言葉を学ぼう」という授業に使用するには最適の教材です。大阪と広島でお子さんを公立学校に通わせている読者の皆様への朗報です。


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asapykadan [MAIL]

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