あたろーの日記
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2005年10月29日(土) 天上大風


 旧暦9月27日。
 午前中洗濯やら何やら用事を済ませて、昼から神保町へ向かって歩き出す。途中、本郷の東大前の古本屋さんに何軒か寄る。何故かそっちに行ってしまった(笑)。何回も通っている道なのに、いつもは自転車でシューッと通り過ぎてしまうため気がつかなかったものを、今回は発見。同郷人である良寛さんの「天上大風」だ。良寛さんの書の中でも一番好きなものがこんなところに。「東京大学戦没同窓生之碑」とあります。昔行った良寛さん関係の展覧会で、「天上大風」と書かれた書の前に立って、しばらく動くことができないほど感動した。伸びやかな筆で、気負いなく飄々と、「天上大風」。すがすがしく、それでいて勢いがあって、自分という取るに足らないちっぽけな存在が、大空に抱え込まれているような不思議な安心感がある。良寛さんにしか書けない書だと思う。時々この言葉を思い出します。特に行き詰まったときなんかは。そうすると、自然のまま、流れの中に身を任せて、良寛さんのように飄々と、肩の力を抜いて行ってみよう、という気持ちになって、ちょっと救われる。

 本郷を歩いているうちに雨が降り出して、夕方神保町についたけど、やはり、古本まつりの屋外会場は、書棚にシートが掛けられていたり、中止だったり。でも、いいのです、今日は。日曜こそ張り切って来ますので。とりあえず今日は様子見ということにした。三省堂に入ると入り口付近に行列が。あ、北方謙三氏がテーブルについて、サインをしている。携帯電話で写真を撮る。でも、肖像権があるから日記には載せられませんね、残念。
 今日は夕方友人とお茶しようという話になったのですが、私の都合で無理矢理神保町に設定(^^;)。だって、たとえ雨でイベントほとんど中止でも、古本まつりの雰囲気に浸っていたかったのだ(へんな奴)。
 で、16時から23時まで、気がついたらえんえん7時間話し込んでいたんだけど、話が尽きなくて、あーだこーだといろいろ。人生、簡単に答えの出ることばかりじゃないねー。歳をとるにつれて、自分も、自分の周囲も、なにもかもだんだん複雑怪奇になっていく。。。


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