あたろーの日記
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2005年04月17日(日) 友達の樹。

 旧暦3月9日。
 喉と頭の痛みが取れなくて、せっかくの日曜なのに横になっていた。ほんとは池袋に出掛けなければならない用があったのに、電話して風邪のため欠席する旨伝えて、再び布団に潜り込む。あー勿体ない。こんなにいい天気なのに。
 と、大人しく寝ているのにぜんぜん良くなる兆候がない。せっかくのお天気に部屋の中に閉じこもっているからだ〜あー悶々悶々・・・発作的に家を飛び出して、自転車に乗って森林浴に行ってしまった・・・。
 で、見つけました。すごーく落ち着く場所。自宅から自転車で十数分。ちょっとした森林公園みたいな場所で、少し小高い森の中、ひょいっと背伸びすればビルが建ち並ぶのが見えるけど、ぐっとしゃがめば周囲はうっそうと生い茂る木立で、まるで山の中に来たような気分になれる。その都会の小さな森の中に、公孫樹の大樹を発見!嬉々として近寄り、自転車を傍らに止めて、大人4人位が腕を伸ばしてやっと囲めるくらいの大きな幹に抱きついたり、すりすりしたり、手のひらを当てて温かさを感じたり。それから根元に腰を下ろし、1時間ほど幹に寄りかかっていた。眼をつむって鳥の声や、遠くではしゃぎ回る子供達の歓声を聞いたり、頭上のこずえを見上げて緑のシャワーを沢山浴びたりしていた。時々散歩する人と犬が脇を通る。不思議そうな顔で犬が私を覗き込んでいく。近くにザリガニのいる池があって、裸足(!)の子供達が泥だらけの手足で横を通り過ぎていく。東京の子供もザリガニ採りするんだ!と、自分の子供の頃を思い出してなんだか楽しい気分になる。
 何十年何百年と、私の何倍もの年月を生きてきた公孫樹の幹に背中を預けていると、樹と一体化できるような気がしてとても心地よい。ちゃんと根っこがあって、大地に繋がっている樹にくっついていると、自分も地球の一部なんだという想いが湧いてきて、胸の中がすーっとする。頭痛が少しずつ和らいでいく。身体のだるさを樹が吸い取ってくれるみたいだ。
 樹に癒されて、元気を分けてもらって、また自転車漕いで帰ってきた。
 自転車で行ける範囲に、友達になれる樹を何本か探そうと思う。
 


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