あたろーの日記
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| 2005年03月24日(木) |
アーヴィン・ラズロ博士 |
旧暦2月15日。 会社を早退させてもらい、「ラズロ博士講演会」に行った。場所は文京区シビックホール。 アーヴィン・ラズロ博士は1932年ハンガリー生まれの、ピアニスト・哲学者・物理学者。ダライ・ラマ法王、ゴルバチョフ元ソビエト大統領、ズービン・メータ(科学者)など40人に登る世界の賢人達が参加している「ブタベストクラブ」という世界賢人会議の主催者でもあります(参考・会場配布リーフレット)。 この講演会を知ったのは、リンク先にもある『地球交響曲第5番』の上映会で、映画にも登場するラズロ博士が来日して講演もしてくださる、というチラシをもらったからです。映画でラズロ博士の話にとても感銘を受け、講演までに少しでも話についていけるようにと、『創造する真空(コスモス)』(日本教文社刊)という博士の著作を読んだのですが、地球物理学とか量子物理学の世界は、私にはさすがに難しい。だけど、一般読者向けに噛み砕いて説明してくれてある本なので、どういうことが書いてあるのかは、なんとか解ったつもり(??)で、今日の会場に向かいました。 シビックホールの大ホール、1800席ほどあるらしいのですが、ほぼ満席。見るからに研究者や専門家の人達も結構来ていましたが、映画『地球交響曲』を観て、ラズロ博士の話を直接聴いてみたい、という人も多いのが印象的でした。 講演に先立って、『地球交響曲第5番』のラズロ博士出演部分の上映と、ラズロ博士のピアノ演奏。バッハとショパン。15歳でジュネーブ国際音楽祭でグランプリを受賞した天才ピアニストのラズロ博士の指が奏でる流れるような旋律にしばし酔いしれました。ショパンのノクターン、ずっと聴いていたかったです。。。 講演は、専門家でない聴衆が多いためか、非常に分かりやすくシンプルな英語で、量子真空エネルギー理論について語ってくれました。 ・・・と、ここまで書いたら、急に雹が降ってきたので慌てて雨戸を閉めました(@_@) 宇宙は記憶を持っている、というのが今回の講演会のテーマですが、所謂「アーカーシャ」の話です。アーカーシャというのは古代インドのウパニシャド哲学でいうところの「虚空」、つまり宇宙にあるすべてのものの源であり、虚空が恒星や惑星になり、あらゆる生き物になる。世界は虚空に始まり虚空に終わる、と言われています。そして虚空に対してプラーナ(生気)が虚空に作用する力であり、私たち人間も、虚空とプラーナの相互作用として宇宙に存在していることと理解できます。そして、この虚空は、宇宙で起こったことのすべてが記録されている、つまり宇宙の記憶が保存されている、というのがウパニシャド哲学の説。しかし、これを絵空事、空想的と捉えるのは、もう古い、という段階に、最新物理学は到達しているのだそうです。近現代の科学は、証明できる科学、が本当の科学であるとの認識がありますが、それは、ニュートンやガリレオの時代から始まった、目に見えるもの、聞こえるもの、触れることができるもの、つまり実在すること=科学の対象、という認識に基づいて、科学が発達してきた、という歴史があるからだそうです。目に見えないもの、触れることの出来ないものは科学的ではないということです。けれど、ラズロ博士はそういう古い認識にとらわれず、むしろ、新しい認識が次々と生まれる今の時代を楽しんで宇宙に眼を向け、量子論を展開し、そして芸術や哲学、さらにトランスパーソナル心理学などの新しい分野の学問と手を組んで、宇宙の存在の奥深くを探求していこう、と意欲的です。 で、話が戻りますが、古代インド哲学で言われていた世界観が、今、最新物理学で研究対象となっている事柄に迫りつつある、というのが、ラズロ博士のアーカーシャです。アーカーシャ、というと、エドガー・ケイシーやルドルフ・シュタイナーが浮かびますが、そのアーカーシャです。ケイシーなど予言者は、アーカシックレコードにアクセスして情報を得ることが出来た、と言われていますね。ただ、そのアーカーシャが、今ひとつ、神秘主義的な理論では曖昧なままです。そこを、最新物理学の理論で迫りつつあるのがラズロ博士をはじめとする柔軟で意欲的な研究者達なのですね。 パラダイムを超えて、なおかつ様々な分野と柔軟に連携しながら新しい理論を解りやすく提示してくれるアーヴィン・ラズロ博士。今夜講演を聴くことが出来て、とてもいい経験になりました。 あ、最後は博士と『地球交響曲』の龍村仁監督との対談。龍村監督のお話を生で聴くのは、これが3回目です。これもいい経験です(^^)
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