あたろーの日記
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| 2004年09月22日(水) |
彼の深い眠りは近所の平和な朝を壊す |
旧暦8月9日。 同じアパートの隣ひとつおいた部屋の若いお兄ちゃんは、朝がめっぽう弱い。通常の弱さじゃない。夜更かししすぎるせいか分からないけど、とにかく起きない。彼がなかなか起きないのはご近所中みんな知ってる。 毎朝決まった時間に、窓を開け放して寝ている彼の部屋から、ドラえもんのテーマ曲とドラえもんの声「起きろ」が交互に繰り返される目覚ましが鳴り始める。もの凄い大音響で。同じアパートの住人どころか、向こう3軒まで起こしてしまうようなでかさだ。 が。 部屋の主は起きない。 目覚ましが鳴り始めてから10分20分で止まるのはまれだ。 たいてい30分は鳴り続けるドラえもん目覚まし。 平日は私の出勤時間まで鳴り続けるのでその後のことは分からないけど、休日は1時間鳴りっぱなしということもよくある。 あの渦中によくもまあ眠り続けることができるもんだと、呆れを通り越して、一種の尊敬の念を覚える。と同時に、よくもまあご近所から苦情が来ないもないもんだと、不思議に思う。 が。 今朝、私が靴を履いていたら、誰かが表の外階段をどたどたと駆け上がってきて、お兄ちゃんの部屋の前で止まった。 ドンドンドンドンドン 階下の大家のおばちゃんだ。 「ちょっと起きなさいっ!!!」 で起きるわけがない。 と、大家さん、合い鍵で彼のドアを開けて、入り口の台所のシンクのステンレス部分をばんばん叩きながら、部屋の中に向かって叫び始める。 「起きなさいよっ!!!あんたの目覚ましで近所みんな起きちゃってるじゃないのっ!!なんでこんなでかい音であんた起きないのよっ!!!」 バンバンバンッ!!! 「おーきーなーさーいーっ」 バーーンバーーーンバアアアン!!! 箒持ち出してそれで叩き始める。 ボー然と側で見つめる私。 ようやく目が覚めたらしい。 「早く止めなさいっ!周りがみんな迷惑してるのよっ」 ノロノロと動き始めたらしい。それとも寝ぼけてるのか。なかなか目覚まし時計は止まらない。 「そんな遠いところに置いておくからすぐ止められないのよっ。もっとあんたの近くに置いときなさいよっ!!」 うん、それがいい。近隣所のためには。 彼にとってはそれじゃ困るんだろう、すぐ目覚まし止めて無意識のまま二度寝しちゃうんだろう、だけど、遠くに置いたって同じことだから、やっぱ、近くに置いといたほうがいいよ。 やっと止まった。 大家さんが駆け上がって来てから5分。朝の空気の中に静寂が戻ってきた。 ヨレヨレになって私の横を通り過ぎる大家さんに、私は言った。 「羨ましいです、あんなに眠りが深いなんて。わたしは眠りが浅くて・・・」 まじ、羨ましいよ。彼は夢も見ないんだろうなあ。 けど、地震が来てみんな飛び起きても、彼は起きないだろうと考えると、ちと怖い。 夜中過ぎですが、今お兄ちゃんが帰ってきました。が、自転車止めたところで携帯電話に着信があったようで、外でゲラゲラ笑いながら話し続けています。 早く部屋に入って寝なさい。。。
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