あたろーの日記
DiaryINDEXpastwill


2004年01月19日(月) かわいそうなオバサン

 朝の地下鉄。乗換駅。
 ホームへと続く階段をとっことっこ下りる私。
 下では発車を告げるベルの音。
 その時、背後から物凄い雄叫びが聞こえてきた。
「ウワーッ!ダメーッ!オオオーッ!イヤアアアッ!マッテエエエ!」
 オバサンが。
「遅刻スルウウウ!ウオオオオーッ!!」
 人目もはばからず大声で叫びながら。
「イヤアアアッ!」
 手すりにつかまりながら必死に駆け下りてくる。
「ダメーッ!マッテエエーッ!」
 確かに大声を出せばもてる限りの力を出し切ることは出来る。
 砲丸投げの選手が実証済み。
 だが。
「ウオオオオオッ」
 おばさんは。
「イカナイデエエエエッ」
 声だけ張り上げて。
「キャアアアッ」
 一向に前に進まない。
「遅刻スルウウウッ!」
 滅茶苦茶足が遅い。
 だから皆、耳は塞げどよけはしない。

 オバサンがホームに着くと同時に、電車が動き出した。
「ウオオオッ」
 凄い。さっきから吠えてばっかり。
「アアアアアーーーーッ」
 怒りと激しい運動のため、肩が大きく上下している。
 仁王立ち。
 やがて放心状態。


あたろー |HomePage