あたろーの日記
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大家さんの話。 先日アパートの1階の大家さんのところに家賃を持っていったら、玄関に立てかけてあった大きな袋を「これなんだと思う?」と、おばさんに聞かれて、「なんですか?」と問い返したら、おばさん「これはねぇ」とテレながら袋から出したるもの、なんと素敵な石楠花の水墨画だった。 うまいと誉めたら嬉しくなったらしく、部屋の奥からどんどんどんどん絵が出てきて、玄関がギャラリーに変身してしまった。子供の頃から絵を描くのが好きで、数年前に水墨画を習い始め、今では毎晩家人が寝静まった後、夜中過ぎまでひたすら絵に没頭する毎日だそうだ。 知らなかったなあ。大家さんにこんな趣味があったなんて。趣味を通り越してもうライフワークになってるらしい。花に始まって、海や滝や雪景色などの風景、そして人物、動物。個展開けるくらい見ごたえのある画だと思った。構図の取り方もうまいし。タダモノじゃないと思った。 私も(大家さんの絵を見た後ではこんなこと言うのもおこがましいけど)高校で美術部だったし、絵は今でも描き続けているから、絵については一応のことは分かると知ったら大家さんはとても喜んで、まだ上の物置部屋に沢山あるから今度見せてあげると言ってくれた。あ、なーる。2階の住人のいない1部屋は物置にしていると聞いたけど、そうだったんだ、大家さんの絵の保管部屋だったわけだ。 何十枚もの絵を見せてもらって、家賃を渡しに、どーせすぐ戻ってくるんだからと半袖Tシャツ1枚で階下に行ったのに、気がついたら結局1時間も大家さんちの玄関先にいた。いい加減寒くなって、ぶるぶる震えながら見ていた。 しっかし、大家のおばちゃんが毎晩あんなすごい絵を下で描いてるとはつゆ知らなんだ。 感動した。
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