あたろーの日記
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「東電OL殺人事件」の被告が無期懲役の判決を受けたというニュースが出てた。 最近本屋の文庫本コーナーに平積みされている中に、「東電OL殺人事件」と「音羽幼女殺害事件」を扱ったものがそれぞれあって、どちらももう4〜6年ほど前の事件なのだけど、それがあらためて注目されているような気がする。事件の背景にある特異性にことさら世間が騒いだ当時から時が流れて、冷静に根気よく取材を重ねて事件を追い続けてきたライターが、あの事件は一体なんだったんだろうと世間に問う形で本を出した、という形になるのか。・・・というのは私の勝手な憶測で、本をまだ読んでないから実際はよく分からないけど。
ただ、私に関して言えば、ごくごく私的なことだけど、たまたま自転車通勤でたまに(最近はたまにしか使わない道)通るのが音羽幼稚園の前であったり、この秋に転居してきた巣鴨というのが、東電OL事件の被害者の定期入れがどういうわけか発見された場所だというわけで、2つの事件に因縁のある土地なんだなあここは、と思うと、巣鴨の駅前の本屋でこの2冊の文庫本が目立つ位置に置かれているのも納得する。
本はまだ買っていないけど、2つの事件の裁判記録を載せているサイトがあったので、それらは読んでみた。 「東電OL殺人事件」 http://www.ishidalaw.gr.jp/ronsetu/toudenolindex.html 「音羽幼女殺害事件」 http://homepage2.nifty.com/SURVIVALMAMA/1-2.html 書き手の主観が少し入っているかもしれないけど、どちらも裁判内容そのままだから、とても生々しくて、読み進めて行くのはつらくなる。でも、読んでいくうちに、被害者の女性や山田被告の輪郭が、私の頭の中でおぼろげに出来上がっていく。自分とはまったくタイプの異なる女性、環境も、性格も、考え方も。でも、あながちまったく異なる世界の女性達ではないような気もする。自分とはまったく異質で異常な女性達であると決めつける気にもなれないのはどうしてだろう。 うまく表現できないけど、ひとつには、彼女達の年齢に、私も近づきつつあるということ。もうひとつには、東京という大都会の片隅で、言い古されて手垢のついた言い方だけど、「心の中に暗闇を抱えて」毎日を繰り返していた彼女達をまったく特異な人間とは思うことができない点。 人はそれぞれ境遇も考え方も性格も、生き方も全く異なるけれど。世の中にはいろんな人がいるけれど。 人の心に近寄ってみることはできるかと思う。 2つの事件を扱った本を今度読んでみようと思う。
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