あたろーの日記
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歩きすぎて足の裏がぺったんこである。いてー。 と言いつつ、ほっと一息プチ祝いと称してビールを飲みながらこれを書いています。 先日大家さんの都合で契約を保留にされていた物件、大家さんの回答が1日に出ると言われていたのに、大家さんの回答を不動産屋さん経由で聞いたのはようやく、今日の昼過ぎ。しかも私が不動産屋さんに問い合わせて。で、結果はバツ。あの部屋は貸せることができなくなってしまったとのこと。その代わりに、8月半ばに同じアパートの他の部屋が2つ空くのでそこは如何かと聞かれた。でも、最初に見て気に入った部屋とは日当たりも間取りも家賃も違う。部屋を見てみないことには分からないので、とりあえず他の部屋を探してみると担当者に伝えて電話を切る。 ちょっとヒドイんじゃないかなあと、ひとり愚痴ってみる。ちょっと複雑な事情が生じたというのはちらと聞いたけど、確実に貸すことができない物件なら最初から入居者募集に出さないで欲しい。しかも、物件見て気に入って借りることにしたその日に、不動産屋さんに私は契約金の一部として1ヵ月分の家賃分3万5千円を払わされている。さらに、製本した契約書を作成してもらい、7月末日までに敷金礼金と不動産屋への手数料十数万円を振り込むようにと指示もされた。その時担当者に、大家さんに確認とれてないがもう契約は確実に成立するのか、成立してから契約金を振り込む形にしたいのだがと確認したら、彼は、ほぼ9割方大丈夫です、よほどのことがない限り大家さんの許可はOKです、と答えた。ところがその翌日、月曜になって担当者から慌てた電話があって、大家さんと連絡が取れたと思ったらその部屋に待ったがかかってしまったという話が。当然まあ契約金の振込みも保留になったけれど、大家さんの最終結論が出る8月1日までの1週間は、こちらも落ち着かなかった。貸す側にしてみればたかだか3万5千円のアパートかもしれないけれど、こちらにとっては一大事。段取りよく部屋探しをして今いる部屋との契約解除や引越しの日取りも考えなきゃならないし、部屋探しや引越しばかりに時間を割くわけにはいかない。 そんなことを考えていたら、たとえ他に空くというもう2つの部屋が良い部屋だとしても、その大家さんと同じ棟のアパートに住む気にはなれなくなってしまった。部屋を借りる側の立場はとことん弱い。賃貸住宅に関しては、こちらはお客さんなんかではないんである。特に私みたいに安い条件でいい部屋を探そうとすると、こりゃもうほんとにいろいろ難しい。。
気を取り直してネットで調べておいた不動産屋さんに予約を入れ、今日も午後から巣鴨へ。 住みたい住所、2階、南向き、窓2つ(風通しと日当たりがいい方が・・)、キッチンは料理がしやすい綺麗なガス台とシンク、で3万5千円以内。担当者も難しい顔。「私も風呂無し物件を結構探しているんですが、お客様のような条件だと相当厳しいですよ。どこかで妥協しないと・・・」分かっているんだけどね。「その、駄目になってしまった3万5千円の部屋より良い部屋はまずないと覚悟しておいてください」やっぱりそうかあ。。で、風呂無し物件の標準的な部屋の様子だと言って写真を何枚か見せてくれた。う・・・キッチンがこれでは・・・部屋が暗い・・・ごきぶりいそう・・・私ってなんだかんだ言ってわがままなんだな。。これはやはりある程度妥協せねば。私が店に来るまでに他の不動産屋さんからFAXでいくつか物件を取り寄せてくれていたので、まず、家賃が2万8千円で住所が希望する範囲内にある物件を見に行った。そこは担当者は見たことのない部屋だそうで、「この家賃で2階でキッチンが独立しててしかも洋式トイレが共同でなく各部屋についているというのは普通はあり得ない条件ですから、かなり古いというのは覚悟しておいてくださいよ」と言われたので、私もあまり期待しないで現地へ行った。 駅がとっても近い。すごく立派な銭湯(前を通っただけでもう入りたくなった)がすぐそば。なおかつ、お寺とお墓の密集地帯。もう最高のロケーションではないか!と、歩きながらきょろきょろ。担当者と銭湯談義に花を咲かせながら現地に着く。管理会社の女性が先に来て待っててくれた。で、目指す部屋は・・・と、彼女の指差す方向を見て、びっくりちょんまげ。え??これが??担当者も私も口をあんぐり放心状態。風呂無し物件を数多く見ている不動産屋の担当者の声が上ずっている。「こ、これですか??」私も狐につままれたような感じ。さもありなん、だって、あまりにも綺麗な外観。ここ数年以内に建てた家なのかと思うくらい。植木鉢置けるくらいの小さなバルコニーが2つの窓それぞれについていて、窓はサッシ。あいにく大家さんが不在で中は見れないけれど、湿気防止のために雨戸が少し開いていて、そこから見える天井も壁も綺麗。間取り図によると、四畳半だけど押入れも独立キッチンもトイレも申し分なし。1階が大家さんの住居で上に数部屋賃貸用。管理会社の女性によると、近所の大学生用に、あまり儲けることは考えずに、安く部屋を貸してくれる大家さんのよう。大家さんも内装をちょこちょこ手入れしているので、中はとても綺麗なはずだというお話。しばらく不動産屋さんと外から部屋を見上げていた。私が、「後日、中を見てから決めたい」と言うと、彼は、「だったらこの部屋忘れたほうがいいです。この部屋はなかったことにして、私がまた家賃に見合う平均的な部屋を探しますから。でも、このレベルの部屋にはもう巡り合えないでしょうし、この部屋はこの部屋でもうすぐにでも埋まってしまうでしょう」と、私のわがままにカチンときた様子で答えた。あまりにも家賃とつりあわない物件を目の当たりにして、プロもコーフン気味。だ、だよね・・・確かに。東京23区で、こんなに新しい建物でこんなにいい条件で3万以内はまずないでしょう。たとえ後日中を見せてもらって予想と違っても、それでも他の同家賃帯の部屋と比べれば格段にレベルが違うはず。先日気に入って駄目になった部屋は、築40年近くだもの。「これは賭けですね・・・」と私が呟くと、相手は答えに戸惑っている様子。どうやら、プロの側からすると、この物件をたとえ外から見ても即決できないようなわがままな客の希望に見合うだけの部屋を、これ以上見つける自信はないと考えているような感じ。 そんなわけで、中はまだ見てないですが、その部屋に決めました。 来週の月曜にでも内部を見せてもらうことにして、とりあえず家賃1ヶ月分を契約金の一部として払って、一応契約準備。 その足で、先日決めかけたもう1つの不動産屋さんに行って、この前払った3万5千円を還していただいた。なんかお互い後味悪かったなあ。 でも、その大家さんが入居を断ってくれたために、今日の部屋を見つけることができたんだから、災い転じて福となす、だよね。
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