ヨシオ戦記  2009年04月25日(土)
怠惰を美学に変えるのはたいへんに難しい。誰も美学と呼んでくれない。さみしいね。なので自ずから語るときにその修辞法が過剰になる。実態はただ家で一日中くそ眠りこいているだけですから、如何にして装飾するかが鍵になる。で、寝倒した一日の中身が「ヘロインやりまくって、脳内でクレオパトラと囲碁をした」「幻覚剤で夢に溺れ、反社会組織を結成して健常者差別団体クソギロチンの首領となった」等の、他人が真似できないほどの域に達しているならば価値があるのだが、さて・・・ 2ちゃん等でケミカルの効能レポをざっと読む限り、そこまでのくだらなさと無価値と非常識的な怠惰というのはなかなか見られなかった。

ヨシオが混成ケミカルのバスソルトを誤食、夢の中で遭う珍奇な第二熊野古道を歩いていると、森林管理局からやってきた天狗と名乗る契約社員が現われ、そこで壮絶なMUGEN格闘バトルとなる。辛うじてマキシマのモンゴリアン!で相手を打ち破ると熱湯が降り注いで道一面にぶよぶよの卵が発生、そこから真紅のヤドクガエルが何万匹と孵って、一斉に毒汁を煮詰めたような鳴き声の歌が始まった。「屑よ、土に還れ」と親に言われている気がしてヨシオは荷物をまとめ、カエルを踏み殺しながら次へと急いだ。
To be Con...






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