脱退、死亡、脱水、昏倒、酩酊、錯綜、痙攣、人事不正・・・いくらでも夢の世界に切り込む船はあるのだ。不穏な名前を付けては意識に流れるゆったりとした大河に浮かべては、一滴、二滴と、絶望的破壊力を秘めた光る滴を垂らして、夢の終わりとベールの破綻を待ち受ける。やがて永遠の闇を語り得るだけの、深い漆黒に染まった破滅がやってくる。私はそれに向かって擬人化を込めて言う、「私を創造性へ向かわせてくれ!!!」願いは聞き入れられ、剥き出しになった世界へほうり込まれる、ヘイト・アシュベリーへ伝説の残滓を求めに巡礼に行った後は、かすかに漂う同族の香りを求めて、この世の横道へ逸れながら真っ直ぐ進むほかはなさそうだ。虚無が深淵に至る前に、有機物を高密度で蓄積し、暴発させるのだ。Lから始まる天使のように、いっそ私を高次元へ至らしめてくれるだけで良い。叶わなくば、さて、両目を開きながらも閉ざされた毎日が約束されているだけの、この、体。なんということもない。なんということもない。 |
writer*マー | |
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