変形文字(文例;「もったいない」)  2004年09月22日(水)
くるま→車→東→束→京→ ・・・。


このように、一つの文字がめくるめく変化を催す。
この生命力を私や友人は追及しようとしてあまりの多さに挫折。


っていうか
大量に変形について書いた日記を、手違いで消してしまった。
もったいない。


「もったいない」
 ↓
 変形

○「も」と「っ」は融合させる。
○「いない」は「い」を減らすか、過剰増殖させる。
○「た」と「な」はア行の音だから、融合の可能性がある。

○「っ」・「い」を略化しすぎると、「もたない」になってしまう。
前後の文脈で「もたない」が適切であるなら、この変形は生き残れる。

(文例;
 ●文脈の意味から共鳴→「もったいない、ガソリンを節約しなきゃ」)
(●発音・音韻的に共鳴→「あいつ、しかも、棚いじくりすぎ。もったいないわ」)



このような場合なら、「もたない」への志向を持った変形が推奨されます。


残念なことは、変形文字そのものを、ここでお見せできないことです。


具体的な変形後の姿は、この世に存在しない文字となることが多いので、ここでは表記ができません。

平仮名・片仮名は特に、2体・3体と、文字が融合します。
融合後の文字のフォントは此の世にありません。


例えば、

「ファットボーイスリム」という文字列を、片仮名のまま省略型変形(書きやすさを求めて、字数を圧縮するパターン)すると、


○「ァ」と「ッ」は位置的・属性的に愛称が最高。
 融合の際は「ァ」の上部横棒と「ッ」の下部土台とを生かしたまま、
 お互いの中間部を、簡略化し合うなりして、融合します。


○「フ」と「ス」が何となく似た形をしている。
 ウ行音の共通性もある。
 しかし音声的には、両者の発音時に、ブレスの掛かり方が全く違う。
 なので、これは変形対象にしないでおく。


「ボーイ」=少年
      ≠給仕さん、ホテル従業員、バンド名
 
 この意味を、前後の単語
 「ファット =太っている、スタイルが悪い」
 「スリム =やせている、スタイルが良い」

 と、うまく絡まるように変形します。
 真ん中の伸ばし棒を省略すればいい、という発想は「ボーイ」の字体からアイデンティティーを奪うので、普通はしない。




うまく変形をするには、一つの文例・単語例を百個ぐらい作ったら良いと思います。


そのうち、優良なコメの品種のように、優れた字体が現れます。
文字における変形は、生物の進化に似ています。




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