寂しさと涙の夏夏夏。  2003年07月22日(火)
03.06.29(Sun) yu-kidrug729
ヒルガオが怒鳴った。
長野県に帰る、帰ります、
もういいです、帰ります。アッシュが彼を引き止める。

『甘えないで。実家に戻って何をするの』


ヒルガオは泣き顔で泣き言を垂れる。まるで7歳なのにおむつの外れない子供のようだ。しかしオートマ限定で免許を持っている。つまりもう大人だ。なのに集客力の皆無に等しいクラブイベントのオーガナイズばかりやってて収入が無くて甲斐性なしで、自分でも不安なのだ。


『アッシュ、僕は
実家でかんぴょう
を作る。それが全てになるだろう』


『ふざけないで、ヒルガオ。それはうそよ。長野県に
そんな地場産業は無かった
わ。どうにもならないのよヒルガオ』



ヒルガオは泣いた。




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