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鹿島アントラースの鈴木選手がベルギーのゲンクに移籍してから めざましTVでは毎日ゲンクの様子を紹介してくれる。 記者会見で「ゲンクのことを知っていましたか?」と聞かれて なんて答えていいかとまどい「ゲンクに限らずヨーロッパのことは あまり知らない」、「ベルギーワッフルはもう食べた?」 と聞かれて「そんな余裕はまだないです」と答えた鈴木選手。 そうやんなー。そんなもんよ。
もうずいぶんと前、大学2年の夏休みにBBCサマースクール@ロンドン に参加して、ベルギー人のJさんと友達になった。Jさんは、肝臓の 専門医だがなんやねんあんた?っていうくらい日本の歴史に詳しかった。 「宮本武蔵の本を読んだことあるかい?」って聞かれて 「なにいうてんのん、Jさん。宮本武蔵は剣術の達人で本書く人と ちゃうで」 あはは、とあたしは笑い、Jさんはそれ以上つっこまなかった。 帰国してからFに言うたら「あほか、宮本武蔵には『五倫の書』っていう 名著がある、知らんのか」って言われた。(恥)
次の年、Mに借金してまた欧州へいった。今度は友達になった人のところ を転々と旅してまわり、Jさんのところへも3泊ほどお世話になった。 Jさんは、大事にしている日本のゼロ戦の写真集を見せてくれて、日本人 で一番好きなのは織田信長やと語ってくれた。奥さんは隣で「Jは日本人 と結婚すればよかったのにって思うのよ」と言った。そして、「Yは ベルギーについて何か知っていることはある?」と聞いたのだった。 Jさん夫妻は期待のまなざしであたしの返事を待っている。 げ、困った。そんなに知らんよー。えーっとえっと。
� 屮侫薀鵐澄璽垢慮ぁ�あれには感動しました。」 でも、二人の反応はない。あたしはネロやパトラッシュやルーベンスの絵 について必死で説明した。けど、アントワープにあるルーベンスの絵の ことは通じても、日本でいったい何人の子供を号泣させたかわからない、 あの感動の物語のことは知らんって言うねん。ベルギーは首都 ブリュッセルを境に南部のワロン地方(フランス語圏)と北部の フランドル地方(オランダ語圏)に分かれている。地名もすべて2つの 呼び方があり、例えば、美しい運河の都市は、ブルージュ(仏)で知ら れるが現地ではブルッへ(蘭)やし、ゲンクも最初日本ではヘンク(仏?) と報道されていたのに、現地からゲンク(蘭)と呼んでほしいと注文が ついたらしい。Jさんらはワロン人なので「フランダースの犬」の話は 知らなかったんでしょう。
�◆屮▲襯�ュール・ポアロ!」 発音が通じるのにめっちゃ時間かかった。二人とも大受けやったけど、 イギリス人作家の創り出した架空のベルギー人のことを言われてもなぁ… と思ったかも知れない。
��「ゴディバのチョコレート!」 これには納得の表情、だっておいしいもんね。
けど、そんだけでもうネタが尽きた。失態はまだある。 観光案内の途中でJさんとレストランに入り、ムール貝のクリーム煮込み やエスカルゴをいただいた。
「このフレンチはめっちゃおいしい!」 言ってから気がついたがもう遅い。日本人から見たらフランス料理でも、 ここはベルギー。 「このベルジャン料理はめっちゃおいしい!!」と言わんとあかんかった。 (滝汗。
そのときはすっごい反省したものの、それからずーっと時間がたった 今でもあたしのベルギーに対する知識はあんまし増えてない。 マネケンは好きやけどね。
その後、Jさんは一度学会で京都にやって来た。乾杯しながら 「今日はどこを観光したの?」って聞いたら 「本能寺へ行ってきた」って。 あたし、本能寺が京都にあるってそのとき初めて知ったのでした。 だって、燃えたんとちゃうかったん??
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