思うところあって...銀の

 

 

とけだした - 2007年10月19日(金)

思い返してみると、
ここ半年ほどずっと元気がなかった。

もちろん、その間に楽しいことも
たくさんあったけど。

でも、私にしてはいろいろあったような気がする。
悲しいことや苦しいことも。


ちょっと前に、どっさりと泣くようなことがあった。

人と喧嘩したり、感動する映画をみたりして、
ツーと涙が伝うようなものではなくて、
拭ったり鼻かんだりしても意味ないほど
溢れてしかたない涙だった。

最初は涙が出るのにまかせて泣いていたけど、
そのうち心の中では冷静に、

私ってこんなにちゃんと泣ける人間やったんや。よかった。

と思っている自分がいた。

感情の針が中途半端にしか振れない人間なのかもしれない
と、不安に思っていたんだってことが分かった。
新発見。

そう、さらに新発見。
感情が揺れ動かなかったんじゃなくて、
涙が止まらないほど傷付く前に、自分で予防したり、
感情をストップしていたんだってことに気付いた。

そうすることでそんなに傷付かなくなる代わりに、
小さな後悔が降り積もって、
“自分を好き”という、なによりも大切な部分を
少しずつ凍らせていっていたのだった。

今回、泣きに泣いて、後悔したりもしたけど、
おもいっきりふっきれた。
もう、仕方ない、と。
これだけは譲れない、ってことを示したし。
自分が最優先していることを自分で気付いて、
それを守りきった。

そのせいでもっともっと仲良くなれるはずだった人たちと、
お別れすることになってしまったけれど。
でも、凍り付いていた湖の氷は少しずつとけだした。

そうか、こんな簡単なことだったのか、
ってびっくりしている。


で、決めた。

これまで、どっちに行けばいいのかと
さんざん迷ってきたけれど、
もう嘘の言葉は言わない。
人を傷つけないようにつく嘘以外は。

大地に気をもらってゆったりと太極拳を
演武する時のように、
自分の身体の声を聞いて、
気持ちに沿った言葉を発する。



そうしていくことで人から傷付けられたり、
長い年月で忘れそうになったら、
今のこの気持ちを思い出そう。

自分を本当に好きになれそうだ、
という甘く幸せな気持ちを。


...




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