近所の薬屋でいつものを… 「あ、いっつもここにあるやつだよねぇっ!ちょうどさっききらしちゃったんだわっ」 15分くらい待てる?とかいいながら、どこかへ電話かけてる店主。 「…うんうん、そうそう。5000円のやつ、…そう、ひとつ。うん、ありますかね!」 じゃあ!これから行きます!! って、どこへ行くっちゅーねんっ。
すると奥様が出ていらして。 「こちらかけて待ってて。いま夕刊持ってきますからっ」 ここは、薬屋の店内でっす。 ぼーっとしててもしようがないんで、夕刊読んで。昨日の地震はそんなにでかかったんだ、なんて思っていたのだが、せっかく薬屋にいるんだし、ちょっと訊いてみよう。 「あのー。よさげなビタミン剤とかあります?」 「使いたい理由ってなに?」 相談に乗ってくれる奥様…そんなこんなしてるうちにご主人(店主)ご帰宅。手には小さな包みひとつだけ。 「これでいいんだよね?」「はいっ!」
だから。たったそれひとつ。どこへ取りに行ってきたんだよ? 「ないと困るもんねー。はい!」と元気に手渡してくれたその笑顔に、 ああ、救われた…と。 そこまでしてくれたおふたりに、大感謝!なのっ。
ちょっとね。ココロあたたまった感じ、しない? いつになく嬉しかったできごと。
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