レンタルCD返しに行って、また新しいの借りて。 その近くで買ったカップのコーヒーをちびちびと飲みながらとろとろと川原を歩いていると…。 竹竿を小脇に抱えて、おばちゃんがあたしの横を駆け抜けていった。
槍投げの練習にしちゃあ、おかしなフォームだし?
すると今度は、長い柄のついた網を持ったおっさんが、おばちゃんの後を追いかけていく…。
なんだ?
川の流れは緩やか過ぎて。どっちに向かっているのかもわからないくらいで。 でも、向こう側へゆっくりと動いているのは、白い球体。
振り返れば。 公園で少年たちが野球の練習。 誰かがかっ飛ばした、場外大ホームランのよう。
おっさん、おばちゃん、どうするよ? 川の流れは緩やか過ぎて。諦めたくても諦められない。 ボールはゆっくりゆっくり少しずつ、歩くよりも遅いスピードで流されていく。
おっさん!なんでそんなん持ってんねん?用意よすぎるわ…。 長い柄のついた網と竹竿を繋げてぐるぐるとテープを巻きはじめた……
…そのあとどうなったかは、知らない。
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