日々のよしなしごとをそこはかとなく書いてみる。

2002年05月06日(月)   金木犀とせっけんのにほひ…。

父親が実に嬉しそうである。
母の日と両親の結婚記念日が近いということで、
昨日、金木犀の木をプレゼントした(選ばせて金払っただけ)。
天気がよかったので朝っぱらから植えてきたらしい。
「おとうさんねぇ、ずっと前から欲しがってたんだよ」
少々呆れ顔の母親ではあったが、でも喜んでくれてるのでよし!

・・・・・・

筋肉ミュージカルをみた。
千秋楽ということもあり、はっちゃけっぷりは異常だったらしい。
それまでの「ミュージカル」というものの印象がすっかり払拭されたような…。
滅多にない貴重な体験。常識が覆るというか、視野が広がるというか。
実に楽しく面白い舞台だった。頭を使わずに深く考えることもなく、
力抜いて…というか、変なところに力が入って、妙に疲れてしまったけど。

拍手は鳴り止まず。まだまだもっとみたい!
そんな気持ちの中。
隣で発狂するお嬢さんがふたり……。
ひっくり返った笑い声あるいは悲鳴と、目には涙を浮かべて。
はたからみたら「???」である。
「とっちゃったとっちゃたっ♪」うきうき〜っ。
出演者のひとり、永井大のリストバンドを取っちゃった♪
……大騒ぎである。
「や〜ん、湿ってるぅ〜」…はいはい。
「においにおいっ♪」…嗅いでるし。
「や〜ん、いいにほひ〜っ」ほらっ(差し出される)。…た、確かに。
彼女たちは手に移ったせっけんのにおいを嗅ぎながら、実に幸せそうに笑っていた。

あたしは、というと。
大好きな人たちが、本当に幸せそうにしてる顔って、いいものだなっ。と。
「自分が楽しいよりも相手が楽しいことが嬉しい。」
…なんてことを言ったやつが昔いたけど、その気持ちがわかるような気がした。


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