日記ふう雑感 ひとりごと
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もう一度文庫本についてだが、今度はカバーではなく、まさに文庫本の話である。 大学の同窓に編集の仕事をしているAさんという方がいるのだが、彼女の企画した本が文庫本になったのだそうだ。 「女子中学生の小さな大発見」というタイトルの本だ。 ある中学校の理科の先生が出した宿題「自由な研究」に答えた生徒達のレポートを集めたもので、これが非常に興味深い。 何が興味深いかといって、まず、
率直に、生徒達のレポートそのものが面白い。 ああ、こんな疑問よく持つけど、言葉に出して言ってみたことさえないなぁ、と思うものが多い。 例えば、睡眠時間が何時間以下だと目に隈ができるかの実験とか、シラスの数は10gで何匹になるかとか。結果そのものも面白いが、着眼点がとても面白い。
本文は生徒達の1〜3行ほどのレポートのみで、先生のコメントや評が全く書かれていないのが面白い。もちろん会ったことはない中学生達だが、一人一人の顔が浮かんできそうな気がした。
出版の世界のことはよくわからないが、文庫本になる前の単行本の方を是非見てみたいと思った。なぜこれを単行本にと思われたのか、今度是非Aさんにお聞きしてみたいところだ。
最近子供たちの理科離れが問題にされ、理科の勉強に興味を持たせるべく工夫が必要と叫ばれているが、案外それを実行に移されている先生は多いような気がする。少なくともわたしの周りではよく耳にする。おそらく先生方自身が理科が好きだからできることなのだろう。教えるほうが面白い。だから教わるほうも面白い。この単純な図式がなかなか教育現場で実行されないのはもったいないことだ。素直に疑問を持つこと、独自性の面白さなどを学ぶには理科の勉強が最適かもしれない。
国語の面でも、子供たちの、本を読まない、漢字が書けない、文章が書けない、のないずくしが問題になっている。国語が大好きな先生の授業を受けた生徒達による「小さな大発見」国語版なぞができたら面白そうだ。それにしても、ないないずくしの教育をしてきたのは大人達である。責任は一切大人にあると思われるが、この「女子中学生の小さな大発見」を読んで、それでも子供たちは力強く伸びていると頼もしく感じた。大人がもっともっとよい土壌よい水を提供してあげれば子供たちはもっともっと面白く成長していけるはずなのだ。
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