ただの私(あたし)でいられるときは、意外にも少ないものだ。
ただの私(あたし)はまだまだ、幼くて。
雨が降っていても傘をひらくことさえもわからない。
ただの私(あたし)は雨に溶け込むだろう。
雨水は赤くて、血溜り。
きっといくらかも、もたないだろう。
ただの私(あたし)はまだまだ、幼くて。
それをただじっと、見てるしかなかった。
日光が血溜りを干上がらせて、虹は楽器隊を連れてくる。
青空は時に残酷。時間も時に残酷。
ただの私(あたし)は陽には溶け込められず。
血溜りに堕ちてゆく雫をただ、じっと見てるしかなかった。
オノ・ヨーコの本のタイトル「ただの私(あたし)」を見て、 連想したよくわからない散文でしたとさ。
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