目が覚めた。 気だるくて蒸し暑い空気も、やさしく甘い声で鳴く猫も。 取り巻く全ての環境を、しっかりと見据える。
私は、生きている。
笑うことが、どれほど難しいことか。
泣くことが、どれほど簡単なことか。
後ろ向きで進んでいることを良しとは誰も言わないだろう。
誰も彼もが前を向いて上を向いて歩けという。
それでも、私は生きている。
サァっと血が流れる音が聞こえる。
私の頭に響く2文字が鎖のようにがんじがらめにしてくる。
笑う。
それでも、涙が勝手に出てくるんだ。
ゆがんだ笑いしか出来ない私を、あなたはまだ見ていてくれますか?
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