遺書

2007年03月18日(日) 1438 少年Tの世界

世の中は無情にて
私と私のすべてを削ぎ落とし
世の中は温情にて
彼女と彼女自身を守りとおし

青く綺麗で、儚い空を
白く綺麗で、細い腕で抱きとめた
彼女の頬を伝うのは涙
私の頬を伝うのは涙とは違う何か

黒く塗れた腕で抱きとめるのは何だ
赤い空に流れるのは賛歌
私は薄く汚れた世界で何を謳歌すればいいんだ

彼女は綺麗な歌声で幸せを謳歌する
それはもう他人の為に己が身を賭して謳う
一方の私は空疎な詩を自分の為に何も賭さずに歌うのだ、腐っている


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