| 2006年07月23日(日) |
1201 affection . 哀情 |
黒い兎が哂う満月の夜 誰一人いない 独房 何をすれば、出してくれる? 何を引き換えに、愛してくれる?
涙は滴り落ち 黒い大地は流された涙の為の器官のように
白く侵食する朝焼けの中 右手をそっと首に 添えた そしたら誰かが愛してくれる 気がした 優しい偽善者が助けてくれる 望んでいた
唾液は滴り落ち 意識は流されて光に飲み込まれていくかのように
役目を終えた昼下がり 首を下げた私にそっと手を 添える 私を愛してはくれなかった 知っていたのに 私を助けてはくれなかった 見ていたのに
ありがとう、君はきっと 優しい人だね
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