太陽降り注ぐ七月の線路を走る 塗装が少し剥がれた古びた列車 列車の揺れに身を委ねて 私の帰郷は終わろうとしていた
揺れ動く列車の中で見えた 向日葵畑が似合う、黄色いワンピースと麦わらの少女 無邪気で、きれいな笑顔で 不幸を不幸だと思わないように、純粋で
揺れ動く、列車の中 夢うつつな私の描いた幻想は いつかああなりたいと忘れていた理想で 眠りに落ちて目を開けるまでの現実でもあった
眠りに落ちて目を開ければ再び忘れなければならない 封じた私の夢、夢、夢…
次に目を開けるとき 私は現実へと還り、 私あらざるものを演じなければならないのだから
だから、おやすみ 向日葵の少女
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