遺書

2006年07月15日(土) 1193 みかん

太陽降り注ぐ七月の線路を走る
塗装が少し剥がれた古びた列車
列車の揺れに身を委ねて
私の帰郷は終わろうとしていた

揺れ動く列車の中で見えた
向日葵畑が似合う、黄色いワンピースと麦わらの少女
無邪気で、きれいな笑顔で
不幸を不幸だと思わないように、純粋で

揺れ動く、列車の中
夢うつつな私の描いた幻想は
いつかああなりたいと忘れていた理想で
眠りに落ちて目を開けるまでの現実でもあった

眠りに落ちて目を開ければ再び忘れなければならない
封じた私の夢、夢、夢…

次に目を開けるとき
私は現実へと還り、
私あらざるものを演じなければならないのだから

だから、おやすみ
向日葵の少女


 < 過去  INDEX  未来 >


MY DEAD BIRD [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加