遺書

2005年11月30日(水) ワンシーン

十五回目の夏を迎えた日
息途絶えた君よりも多くの夏を迎えて、涙

汗ばむ右手にシャーペンを握り、
僕は今日も、君の為に詩を書く。

君の死から紡がれた僕の詩は、
僕を死へと紡いでく君の詩のようで、

机では
まだ死ねないよ、と涙を流しながら
まだいきたいよ、と汗を垂らして

汗だか涙だかわからない液体が
寝息立てていた僕の頬を濡らしていた。
まだ新しかった紙も、何が書いてあるのかわからないくらいに
溶けていった。

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映画のワンシーンのような、生きている場面を
僕は描きたかったんです。


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