遺書

2005年10月31日(月) 蒼穹を目指して

月の光に照らされど、
私の記憶は戻らない。

私は目を瞑りながら、
蝶の舞わぬ夜を越え、
花の散らぬ夜を過す。

私は目を瞑りながら、
遥かの青い空を視て、
地平線の彼方を視る。

目を瞑っていたとて、
月の灯りを私は知る。

終わらない夜を待つ、
終わることをねがう。

終わらぬことを知り、
終わらない夜を待つ。

蒼穹を視ずして私の、
拙い記憶は戻らない。

ただ、この世界には、
最早、夜しかないと、
知りながら希望する。


老いることを恐れた、
時の止まった夜の園。

迷い込んだ記憶喪失、
終わらぬ夜をただ待。

days934/work982:-min--sec
不思議な世界の記憶喪失
同じ夜を繰り返す時の楽園
失われてしまった蒼穹の記憶


 < 過去  INDEX  未来 >


MY DEAD BIRD [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加