月の光に照らされど、 私の記憶は戻らない。
私は目を瞑りながら、 蝶の舞わぬ夜を越え、 花の散らぬ夜を過す。
私は目を瞑りながら、 遥かの青い空を視て、 地平線の彼方を視る。
目を瞑っていたとて、 月の灯りを私は知る。
終わらない夜を待つ、 終わることをねがう。
終わらぬことを知り、 終わらない夜を待つ。
蒼穹を視ずして私の、 拙い記憶は戻らない。
ただ、この世界には、 最早、夜しかないと、 知りながら希望する。
老いることを恐れた、 時の止まった夜の園。
迷い込んだ記憶喪失、 終わらぬ夜をただ待。
days934/work982:-min--sec 不思議な世界の記憶喪失 同じ夜を繰り返す時の楽園 失われてしまった蒼穹の記憶
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