遺書

2005年09月18日(日) 楽園に、輪廻に、 #030924

透明な無機質な言葉が体溶かして
ようやく体を形作った白と黒のコードが
絡まってゐる

コードを断ち切る言葉も
共存していく言葉も無い

コードで拘束されて動けない
黒いわたしは白い部屋で
白い空の黒い月を見つめていることしかできません


甘い白色の果実をかじっても
動けないわたしはそのままです
状態や心境のことではないの…
別の、もっと大切な、忘れてしまった

まま、わたしは
ふたたび月を見つめて
思い出す

私は誰かを待っているのでしょうか
それさえも忘れてしまって
私は誰かに待たれているのでしょうか
それさえもわからなくて


白と黒のコードに絡まって
白と黒の空を見つめて
何か大切なものを忘れて
ただ生きている時間


いつかわたしが望んだ楽園
いつかだれかと求めた楽園


少しずつ記憶は戻ってくる
けど、その度にコードは絡まってゆく

わたしを縛り付けるため、楽園から逃さないため
それでも構わないとわたしは思い出すことを続ける


いつかあなたと望んだ楽園
いつかあなたと求めた楽園


ああ!わたしはあなたを待っていたんだね

そう、気づいたとき
思い出す

その言葉が楽園のキーワードだったと


私は幾度目かの透明な言葉を浴びて
溶けていく

楽園へ、楽園へ
記憶を少しずつ忘れていって
わたしだと言うことだけ遺して

もう一度

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days893/work940:13min15sec
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お約束の繰り返し系
あやふやな世界をえがき続ける僕自身
こうだと楽なのにね


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