遺書

2005年09月08日(木) 鳥が死んだ街


都会の狭い空

線と線でつながる街
線と線で縛られた街

そんな街の空


上へ行けば絡まって、何もできない
下に居ても空を眺め、何もできない

線で作られたトリカゴ


誰もが手を伸ばせば触れることのできるはずの空
私の空なら其処にある

それを阻み笑うトリカゴ


トリカゴの中
背中に羽なら生えているのに

トリカゴの中
空の飛び方を忘れてしまった


風は吹いていると言うのに
それに乗れば飛べたはずだった
私は飛んでいたはずだった

それさえ、街の中
私は忘れてしまった


人を飛ばすことのない
死んでいる街

鳥さえも飛べない
死んでいる街


線ならもう、いらないよ
それで生きていると言うあなたたちを
私は死んでいると断言できるよ

私はあなたたちの死ぬことでしか
生きることしかできないのです


トリカゴの中
鳥は、死んでいます

days883/work930:4min26sec
comment
トリカゴの中、ただ鳴いていればいいの
トリカゴの中、泣かずにはいられないでしょうし


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