遺書

2004年12月22日(水) 一日三詩 No.1 944文字/400文字(ノルマ) **

1.自由思想

嘘で塗り固められたこの世界
全ては洗脳なんです

世界に真実などないんです
しかし、世界には嘘もないんです

僕はあなたを差別する
あなたも僕を差別する

なぜ差別するのだろうか
それは幼い頃そうだと思わされたから、
ただ、それだけなんです

小さい心に思想を埋め込んで
成長とともに思想は育ってゆく
そして、洗脳は完了する
差別はそのひとつにしか過ぎないんです

簡単にそれは消えることなどない
それが辛いのか、楽なのか
基準は思想で、判断はあくまでも自分

幼いころの殻をやぶって、
新しい目線で世界を見れたとき

自由はきっとそこにある

Rewrite
嘘で塗り固められた道 * 2001 02/02 18:35
234文字

2.論点摩替

いつもと同じ平坦な道
かえりみち
学校を出て右折して進んだ先
友と見た夢 手動コーヒーカップ
錆び付いて動かなくて、思い出も錆び付いた

その公園を右折し、そのご左折、また右折、そして左折
ゴールデンレトリバーの参上
僕は君が嫌いだ
僕のランドセルを君がくわえて歯型がついたからだ
それ以来、嫌いになった

突き当たって右折して
赤いポストに太陽が走る
僕の目は焦げた
そんな気がした

そして左折した
少し寄り道をした、ポケットに入った10円玉は
母が僕に電話代としてくれたもの

…

右手に握られたいつもと同じうまい棒
たこやき味は硬すぎて食えたもんじゃないらしいけど
ソース好きな僕は嫌うことなどできるはずがない

うまい棒と歩く道、君と僕の帰り道
君の体をしっかりつかんで
もう離さないと僕が言い
そして、
君と僕は離れなくなった

…

ごちそうさま。

右折して僕んち。
君と僕がひとつになったことを母に話したら怒られた
また、うまい棒なんか買って!
「えー、だってうまい棒は素晴らしいんだよ
 なんたってあの安さ、あれは…」

そして、僕のかえりみちはおわった

Rewrite
無題 * 2001 02/01 20:45
346文字

3.空の潜流

終わりのない空を永遠に廻りつづける
見えるはずのない空の潜流を書きつづける
空想の空と言う字ががとても好きで、苦にはならなかった

僕の認識できない空を知り、
僕の認識できる世界でそれを書きつづける。
僕は、届かない空にどうにか触ろうと
言葉を紡いで紐にして、空に投げる

認識できる空、その向こうの潜流
ただ、それに触れたくて。
空に潜ることができるならば
触ることが出来ると思うんだ


空を視て、僕が鳥に嫉妬している夏の頃
鳥が空の潜流に潜りこんで流れているのだと考えたら
とても羨ましくて仕方が無かった

夏の空、飛べないことを知っている僕は
走ればいいと言われても、長く続きはしないのだろうと
決め付けた、自信がなかった
だから、こうして紡ぎつづける
空に届くくらいの長い紐を言葉で作って。

もし、長い紐が余ったら垂らして
届いたときはみんなに知らせるんだ。
きっと僕は幸せになれる

紡ぎつづける意味がある

Rewrite
空の川柳、潜流 * 2004年04月30日(金)
366文字


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