遺書

2004年10月22日(金) 彼女のヘヴンス

明るい空に囲まれて
めざめた。
ここは何処なんだろうか。
私は生まれて初めてのように歩いた、
そんなことなのにとても新鮮だった。

花畑にそって歩いて辿り着いた
刹那の駅にもぐり込んで、
遊び心の列車と一緒に旅立つの。

花と木と蝶にかこまれた線路
私の旅はどこまでだろう。
行き先の指定されない白紙の切符
右手に握り締めて…。

どれだけの距離を走ったんだろう、
終点は何処までなんだろう。
世界の果てまでいけるんだろうか。
私の旅は終わらない。

鳥になると言う夢は叶わなかったけれど、
飛ぶことはできないのだけれど、
私は、私の求めた世界の果てへ行くのです。
ここが、どこだかわからないのだけれども。


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