遺書

2004年05月19日(水) Lack Luster

漆黒に落ちる鳥の
煌きのない目と煌きのない翼

気づいた中で
自由な世界と安全な世界の選択
選択できないままに
退屈な世界の中それと僕は踊っている

落ちるまま落ちて
流されるまま流れ
此処が何処だかわからないくらいに
飛ばされたり
握られたり
輝きが翼から消えるまで
僕の目は光り続く

煌きのない翼に侵食されてゆく
僕の目は徐々に煌きを失う
其れでも失いたくないモノ

僕は僕であり続ける

もっと広い世界を
もっと自由な空を
始まりの羽ばたきを!

退屈な世界を握った翼を離し
縛られた鎖を解き
固められたその足を解いた

僕は僕の存在を見る
僕は僕で生きている

黒い翼も目もいまだ僕のものなんだ


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