遺書

2004年03月16日(火) 世界の英雄

キミが戦場だった場所に立って叫び出した。
隠された世界がもう一度キミを見る。

どの世界もキミを望んでいた。
どの世界もキミと戦ってきた。

しかし戦いが終わった今、キミは誰も望まれていない。
こんな世界間違ってると叫んでも、気付いても、
夢見た未来は帰ってこない。

支配から解放された世界の敵は敵を越えたキミ。
キミは存在してはいけない。それが彼らの意見だった。

信じるべき彼らに裏切られたのは自分。
最後の敵は自分が守ってきたモノだった。

キミが生まれたこの世界はキミが守ったこの世界。
誰もキミを迎えない。それが世界の意志だった。

最後の敵は世界と対立する孤独。

敵は全て薙ぎ倒すんだ、だけど今は其れができない。


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