此の世界では排除した記憶までが蘇る。
幻想と現実を二つ重ねた仮想の中で、珊瑚のピアスと深紅の誓いが交差する。 世界エレベーターが真っ逆様に落ちた、微笑む君は二度と手を振らない。 人類最後の楽園は不自然な形で終焉を、太陽が消えて僕らは闇に飲み込まれた。 二度と僕らは微笑めない、落ちたまま二度還ってこれないかもしれない。 世界を迷走した挙句の果てに、始まりを見つけてそして終わらせてやった。 抱きついたまま離してくれない絶望と、笑いながら生きていけたらいい。 幾度も変わり果てた世界を、僕はどんな眼で見れば―。
黒い鳥の翼だけを切り落として、世界の始まりは赤と黒。 どんな翼でも世界からは飛び立てやしない、微笑む君はもう二度見えない。 光は消えた。太陽は戻ってこない、誰も見たことなどなんて無い。 誰も愛なんてくれやしない、黒い羽。 鳥のように飛んでいきたい、そしたらこんな世界けし飛ばしてやるさ。 空を迷走した挙句の手に、僕らは絶望を目の前に倒れる。
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