遺書

2003年09月18日(木) 薄情メモライズ―repetition

閉ざされた世界に二人きりの過去の部屋―


わたしはわたしに問う。

忘れ物はなんですか―。
(思い出...希望?)
それは大切なものですか。
(本来忘れてはいけないのよ)
どうしてあなたは覚めた態度で望むの―。
(私に何も残ってはいないって言ったの)
わたしは一体何物ですか。
(誰を信じれば良いんですか)
重ねた唇はそれきりで―、
(海に沈められた思い出ごと)
哀しい過去も夢も全て抱えて、
思い出に溺れて、死んだ人形を抱いて―。


今日もある日突然目が覚めたの、
なぜだかさよならの4文字が頭から離れないの、
どうすればいいの。わからなくて、ただ書いたり呟いたり。
私はあなたに何を望んでいたんだっけ、
とうの昔に忘れてしまった―薄情。
忘れてしまう前に、あなたに、あなたに言えれば良かった―。

死んでも死んでも時間だけが止らないまま動いて―
偶然私は呟いたの、さよなら。って。
偶然聞いたあなたは驚いた顔で、さよならって言ったわ。
時間は掠れさせていく思い出は戻らないの。
朝になれば、また私は忘れていく―。

薄っぺらくなった思い出はきっとヴァニラになっていって、
私の体に溶けていくのでしょう、溶けて溶けて。
戻ってこないの、戻ってこないわ。
戻らぬままにそのまま衝動に変わるのです。
気付けばそこは川の前で―、

水に流されていったわ、私。無抵抗に何も考えずに。
星空を眺めながら―、あなたを思い出しながら―、
流されていった果てに、いつか辿りつく
名前も知らない島であなたにもう一度会えたら
もう一度恋をしましょう、謝りながら。

背景を見つめながら電車に揺られて、
あなたと喋るのだけれども、メモライズは薄情ばかりで、
思い浮かべた4文字は一体なんだった


 < 過去  INDEX  未来 >


MY DEAD BIRD [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加