ぐっどくりふ旅行会社-Good Cliff Tours-
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今日は木曜日、地元の映画館(といっても、3館しかないが)はレディースデイで 入場料1000円なので行ってきました。観たのは、あの、アカデミーで監督賞を 取った、山の話ですw。へたにタイトルを入れると、検索でばんばん引っかかる ので、こんな感じで。
いや、基本的にはいい話ですよ。原作者も好きだし。 観る前に「いったい、カウボーイ2人が山でどうやって愛しあうようになるんだ?」 って不思議だったんですけど、観たらね、ああ、こうするしかないよなーという 突拍子も節操も夢もロマンも無い始まりで、いやはやw。笑うっきゃないよなーと。 あとはもう「外見はカウボーイだけど、その外見をとっぱらい、ただ愛し合う二人 の姿を見なくては」と半ば自己暗示をかけつつ、なんとか2時間の上映時間を耐え、 「うん、基本的にはいい話だ。愛し合う二人がこういう状況なのは大変だ」と、 テキスト棒読みチックな感想を持つように努力もしてみたのですが、心に残る かすかな違和感は拭えません。 この二人、片方はもともとゲイ(というよりバイ)で、もう片方はノンケと いうやつなんですよね(たぶん)。だからか片方が、欲しくてたまらず、国境を 超えて「買い」に行ったり、地元のカウボーイとよろしくやってたり(牧場の 奥さんといい仲になった、という話が出てくるけど、どう考えてもその旦那である カウボーイのほうといい仲になったとしか思えず)、たくさんの「男」の中で この人に出会って愛したという感じなのに対し、もう片方は、普通に生きてきて (というより、同性愛に対しての偏見の恐ろしさを嫌というほど刷り込まれ 育ち)、たくさんの「人間」の中で彼に出会い、ただひとりの人と愛したという 感じなのが、その違和感の中心にあるのかもしれません。だってさー、月並みな ラブロマンスに置き換えると、とんでもない悪い男に一生捧げてる女、もしくは 逆ですよ。で、別れる別れないと喧嘩した後で、男が死ぬ。男の部屋に女が行くと 昔その女が無くした指輪か何かが、大切にしまわれているのを見つけて、 「あぁ、あの人は私のことを本当に愛してくれていたんだわ」とよよと泣き崩れ、 その指輪を形見にひとりで生きていく決心をした女…毎晩、その指輪を見ては 男の名前をつぶやく…。そう思うと、なんだかノンケだったもう片方が可哀想 すぎると思ったり。 終わったところ気がついたのですが、私の隣に座っていた女性が泣いてました。 泣くような映画かぁ?というのが正直な感想だったりして。アナカンは、 (コリン・ファースが出ていることもあって)好きなのに、どうしてこれは 駄目なんだろうと考えてみましたら、たぶん「2人が美しくないから」かもと 思った私は駄目なんでしょうねぇ…
そんな感想だけでは、あまりに私が冷たい人間のようなのでひと言付け加えると、 久し振りに再会した二人のシーンとか、喧嘩してもまた抱き合っちゃうシーンとか そういういろんな前提をぶっ飛ばすくらい、せつなくて、美しかったですよ。 アン・リー、すごいわ。アカデミー賞にノミネートされるまで、名前だけで、 女の人だと思っていたのは内緒ね。
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