ぐっどくりふ旅行会社-Good Cliff Tours-
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2002年05月17日(金) 助けられる。

【ヨーロッパ1ヶ月 第1日目・成田→フランクフルトその5】

 さて今夜の宿ユースホステルへ向かう。空港駅からSバーンに乗って最寄駅の
Lokalbanhofに向かおうとするが、切符の買い方が良くわからない。あいやー。
インフォメーションで「ここに行きたい」とユースの地図を見せながら聞くと、
「そのひとつ手前の駅のほうが近い」という。切符を買ってもらい、
教えてもらったホームへ。と、今度は電車がこない。30分は遅れている。

 ホームのベンチで待ちくたびれていると、隣に座っていた人から「どうして
電車が遅れているか知ってる?」と聞かれた。もちろん知らないので「知らない」
と答える。そこから「中国人?」「いえ日本人です」と会話が始まり、
「どこに行くの?」と聞かれたので、「ここです」と言ってユースの地図を見せ、
駅の名前を教えると「いや、そこだと遠いよ。たぶんこっちの駅の方がいい」と
いろいろ教えてくれた。そして「私はここに住んでいる人間だから、ここまで
簡単に行けると思うが、あなた一人じゃ絶対に迷うよ。私もここの場所は
良く知らないが、ユースまで送っていってあげるよ」とおっしゃる。
 うっ。心の中で言葉がつまる。正直なところ、異国で見知らぬ人について行く
のは不安だ。しかし今まで話した限りでは変な人ではないと思うし、まだ日も
高い。「時間は大丈夫ですか?」と聞くと「大丈夫だ」ということなので、
ここはご親切に甘えることにした。

 やっと来た電車に乗る。「中央駅で地下鉄に乗り換えよう」という。言われる
ままについていく。Uバーンに乗り換え、レーマー駅で降りる。「ここにはあまり
来たことがないんだよ」と少し迷いつつ歩くと大きな橋が見えた。マイン川だ。
向こう岸に大きな教会が見える。地図にも載っていたユース近くの建物だ。
 「あそこじゃないか」と指差す方をみると、JH(ユースホステル)の文字が。
あったー!着いてみて納得だった。私だけなら絶対に迷っていたはずだ。
 ユースの玄関まで送ってもらい、お礼を言って別れる。別れ際「何か書くものを
持っている?」と聞かれたのでメモを渡すと、名前と電話番号を書いてくれた。
「明日は仕事が休みなので、何かあったら電話しなさい。行きたい場所があるなら
案内するから」と言う。うぅ、大きな荷物を持った私があまりに頼りなく見えた
のか。とにかく「ありがとう」とお礼をいいお別れした。

 その後も、何人もの人に助けられて社長の旅は続くのでした。

続く。

 


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