琥珀色の時
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帝都大アメフト部のOB西脇哲朗は、十年ぶりにかつての女子マネージャー日浦美月に再会し、ある「秘密」を告白される→これは帯に書いてあるけど、読みたくなるな、ひみつってなんだろうってね。
アメフト部の年に一回の飲み会からはじまる。最後の試合で、逃げていった勝利が酒の肴、西脇(彼のパスのせいで負けた)毎年これじゃ行きたくなくなるだろうに。
会が終わって、意外な人物、女子マネ日浦に逢う。 なんと彼女は性同一性障害に悩み、いまは男の姿。そして、人を殺したという。
西脇と彼の妻(高倉理沙子、日浦と同期の女子マネ)で日浦を匿うことにする、そして、OBと共に殺人事件の謎も解決する。
性同一性障害者の悩み、西脇の夫婦生活の破綻、仲間達の友情と非情。 いつもながらどんどん読み進めていける東野圭吾の本でした。 2段組、380頁の作品ですが、根を詰めれば半日で読めます。
西脇のことをQB(クォーターバック)と呼ぶのが、かっこいいな。 日浦は私に関わると大変なことになるといってたが、家庭は崩壊するし人死には出るし、その通りだった。
体育会系の友情と、愛情の物語でした。
(ヨコシマ→日浦と西脇の関係が、男x男でしたね)
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