TWILIGHT DIARY
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N局のBSで14代柿右衛門(現)さんの特集があったので、VIDEOに録画して見た。
まず、柿右衛門さんは、柿右衛門展が催される大英博物館へと足を運ぶ。
17世紀の頃、有田から伊万里を通り、 長崎から輸出された、たくさんの柿右衛門の絵付け磁器は、 東インド会社の船によってヨーロッパへと運ばれ、 現在でも、オランダ、ドイツ、イギリスの美術館や、 収集家の館に所蔵されているそうで、そこに柿右衛門が訪ねる。
云わば、何代も前の柿右衛門に、現代の柿右衛門さんが会いに行く旅である。
何百年も昔の柿右衛門は、ヨーロッパの様々な場所で、 今でも大事に保存され、色も形も失っていない。
ヨーロッパ旅行の映像の合間合間に、静謐な有田の柿右衛門窯の様子、 近辺の野山で、蓼をスケッチする柿右衛門さんの映像が入る。
伝統ある工芸というのは、全く別物を作ることは許されないし、 かといって、先代まで生み出された数々の名品以下のものを作る訳にも行かない。 その重圧は如何ばかりか、と思う。
だが柿右衛門さんが描く蓼の赤い花は、淡い白の磁器の上で、 その枝葉はたおやかに、風にゆうらりと揺らぐのである。
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