| 2014年07月18日(金) |
千野隆司著「木枯らしの朝」読了 |
蕎麦売り平次郎人情帖シリーズ完結編 元南町奉行所の同心だったが、妻と娘を自分が捉えた犯人の逆恨みから殺され、それを機に屋台の蕎麦売りに転身した平次郎が、娘婿となるはずだった同じく同心と次々に事件を解決していく。そこには蕎麦を仕入れている老人とその娘繍、そして長屋の人々が絡んでいく。いろいろな過去を持つ人間が多く登場するが、貧しくても前向きにひたむきに生きている。そして仲間の危機には必死になって自分ができることをして助けようとする。その姿がなんとも感動的だ。事件解決後にみんなで食事をする場面が特に好きかもしれない。多分シリーズは全部読んだはず。夏越しの夜 菊月の香、霜夜のなごり、母恋い桜、初蛍の数、と続く。そうそう、平治の蕎麦もおいしそうだが、隣の天ぷらやの屋台もおいしそうだ。江戸時代は火事が多発したので、火を使う料理の時限があったらしく、早めに天ぷらを揚げておくそうで、残り少なくなると平治の蕎麦屋台に託していったりする。なにか楽しい
| 2014年06月27日(金) |
明日町こんぺいとう商店街 |
ひたすら名前にひかれて図書館で借りた一冊 7人の女流小説家がそれぞれ少しずつテイストの異なる短編を載せているが、いずれもこの商店街にあるお店にからんでいる。やはり冒頭のカフェスルスが興味深かった。60歳定年を過ぎた女性たちがそれぞれ自分たちの夢を実現しようと寄り集まってこんぺいとう商店街にカフェを作る。うらやましいという思いで読んだ。実際には自分にはとてもそんな実行力がないから、あきらめにも似た思いで、こんな話を読めるだけでうれしいと思いながら。
| 2014年05月06日(火) |
万城目学著「偉大なる、しゅららぼん」読了 |
借りたDVDを返却しがてら文庫の棚をのぞく。1回目、やめる。2回目、ちょっと気が向く。3回目、横のミステリーを買うことを決意する。発作的にそばにあったこの本もとり、レジに行く。最近ちょっと気になっている(と言っても惹かれているという意味ではない)濱田岳が出ている新作の原作である。この人の出ている映画になぜか外れはない。 そうそう、もう一冊は貫井の新刊である。
| 2014年04月11日(金) |
諸田玲子著「相も変わらずきりきり舞」読み初め |
江戸物である。東海道中膝栗毛の著者十返舎一九の娘、舞を中心として父親の一九、義理の母、居候の北斎の娘、お栄。絵を描いて暮らしを立てている。
| 2014年04月08日(火) |
コリン・ホルト・ソーヤー著「年寄り工場の秘密」を借りる |
高級老人ホーム「海の上のカムデン」1巻目からずっと買っていたが、この2,3巻ほどは図書館で借りている。1巻目は生まれて初めて海外に行くことになった時、母とパスポートを取りに行った八王子のデパート?の本屋で見つけた。すごい高揚感とともに覚えている。 あまり人気のあるシリーズではないらしく、前回同様、今回も返却された棚で新刊を見つけた。誰か一人くらい借りたらしい。確かに設定は面白いのだが、あまり面白くない。当事者二人が年齢の割に元気すぎるからかもしれない。好奇心もありすぎる。今回は麻薬売買にからむ犯罪。老人に化けた男が犯人だった。
| 2014年03月29日(土) |
「日本近代短編小説選」 |
岩波文庫である。図書館で1〜3を借りてきた。平林たい子「施療室」にて。井伏鱒二「鯉」、佐多稲子「キャラメル工場」 いま北条民雄の「いのちの初夜」を読んでいる。この題名には記憶がある。ライ病になってしまった男の話。疲れているときは読みたくない。
| 2014年03月15日(土) |
エリザベス・ストラウト著「オリーヴ・キタリッジの生活」 |
早川書房 図書館の多分新刊書の棚で見つけた。なんとなく題名に惹かれて借りる。にもかかわらず、題名も忘れ1話目を読む。「薬局」ドラッグストアの焼くかと思ったらファーマシーだった。処方箋を扱う薬局だ。主人公は薬剤師である中年の男性だ。てっきり彼が中心人物かと思ったらちらりと出てくる彼の食えない?妻がオリーヴ・キタリッジ。ふと表紙を見たら、書名の女性だと知る。人に謝ったことのない女性。いつも人が悪くて自分は正しい。愛してきた一人息子は、ままならぬままに成人し、意に沿わない女性と結婚する。新居で いろいろなものを隠して、ささやかな嫌がらせをしてみる。しかも息子をアメリカの反対側に連れて行ってしまった挙句に離婚してしまう。だが、息子は帰ってこない。いつの間にか子連れの女性と同棲しているらしい。夫は半身不随で意識もはっきりしないままである。まさにふんだり蹴ったりの状態で、ほんのわずかだがオリーヴも何かがわかってくる。
| 2014年03月13日(木) |
北原亞以子著「たからもの」読了 |
深川澪通り木戸番小屋シリーズである。著者は昨年春に亡くなった。残念なことである。それにしても、お捨がだんだん神格化されて人間臭さがなくなってきたように思うのは、作者の晩年の心境を映し出してのことか。それはともかく、私も番小屋に住んで、シンプルに生き、困った人を助けてみたいなどと思ったり。無理な話ではあるが。
| 2014年03月12日(水) |
岡崎琢磨著「珈琲店タレーランの事件簿2」読み始め |
はっきり言って、これは私の年代が読む本ではない。十代くらいの学生が読むべきものだろう。それをついつい読んでしまって文句を言うのは筋違いというものだ。ヒロインのバリスタにもあまり魅力を感じないし...と、やはり文句を言ってしまう。しかしながら、文句なしのハッピーエンドでは決してない。登場人物が全員文句なしの善人でもない。
| 2014年03月11日(火) |
北原亞以子著「雨の底」途中 |
こちらは慶次郎縁側日記シリーズ。 人は自分の娘を殺めた男の娘を許すことができるだろうか。 そんな思いで読んだ。
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