青の階

2004年12月13日(月) 糸を切りたくない/お前は押すだけでいい

物理の試験がありましたが散々な出来でした。
まあまだ次がある…。
夜、時間があったので年賀状にスタンプを押していました。
わたしはデザイン力とか絵心というものに欠けているので
いつもしょーもない年賀状を送って後で大後悔しています。
そういうわけで、今年は何も考えず押すだけでいいスタンプに。
周りの人に聞いてみると、
「年賀状はもう出さない」と言っている人が結構いたので少し寂しかったです。
メールもいいけど、紙は後に残るから…。
大学入学の年だし、連絡を取りたいけど普段は取り難い人に
ばんばん出しておくつもりです。
かすかなつながりの糸を切りたくない。



2004年12月12日(日) 晴れた硝子

気がつけば12月も既に2週目、年の瀬が近付いてきました。
クリスマスあたりの連休はやっぱり遊びたいし…、
というわけで今日、母に来てもらって部屋の大掃除をしました。
窓を拭いたら外の景色が綺麗に見えたので感動しました。
窓って透明だったんだ……。



2004年12月10日(金) 不思議の国

一度で見足りなかったので、もう一度京都で「痕跡」展を見てきました。
作家名を勘違いして見ていたところに気付いたり
プロフィール・製作傾向を読む時間もあり、
今度こそ満足ゆくまで見ることができました。
わたしが気に入ったのは3階の展示群で、
前回も気になったアブラモヴィッチ、
そして新たにアナ・メンディエッタなどの作品が興味深かったです。
最近はああいう暴力的な作品に惹かれています。
そこには作家の怒りや悲しみや憤りや、
とにかく強い感情が渦巻いていて、
感情がじかに作品から立ち上っているような気がするから。
ちなみに会場で皆が長時間立ち止まって見ている作品No.1は
村上三郎の紙破りのパフォーマンスを写したビデオでした。
わたしも見入ってしまった。
パフォーマンス自体も面白いんだけれど、それ以上にそこには
なんだか不思議な村上ワールドが繰り広げられていました。

ところで前回は知人の車で行ったのですが、今回は一人、
深刻な方向音痴のわたしは駅からほぼ一本道なのにもかかわらず
念のため地図を印刷して持って行きました。
…が、やっぱり迷った。
川沿いに歩いて行くと着く予定だったんですが
川を反対方向に歩いていました…。

夜帰宅した後はTVで千と千尋。
ハク…!
あああすてきだ。
朝、ハクと千尋がざざざざざっと花の間を縫って走るシーン、
ハクがおにぎりを食べさせてあげるシーンあたりが好きです。
もちろん水上電車のシーンも、段々暮れてゆく空と水の色が
とても静かで綺麗で好き。



2004年12月08日(水)

好きなだけではだめらしい。
理由がないと語ってはいけないのだ。
大人になると世界は住みにくい。



2004年12月07日(火) 加速・減速・加速

些細な積み重ねが
いつかわたしを殺すのだ
硬化しつつある皮膚を眺めて
頭をかかえる



2004年12月06日(月) 師走

金沢のホテルで見たBBCニュースで
東京の天気予報を「Tokyo26℃」と言っていて
(今何月だと思ってるんだよ、まったく…)
と思っていたんですが、ホントに昨日は暑くなったんですね。
疑って悪かった。
でも今日の滋賀は寒かった!
ひゅーひゅー風が吹いて、
寒いのが苦手なわたしは着膨れしてもこもこしていました。
明日も寒くなりそうで憂鬱です。



2004年12月05日(日) 暗い空

前回の金沢行きで見れなかった作品があったので
またもやしつこく金沢に行ってきました。
タレルのガスワークスという作品が見たかったんですが
予約制で前回は時間的にアウトだったので…。
もちろん今回は朝一番に美術館に乗り込んで見てきました!
ガスワークスは球形の物体の中に入って
内部の壁の色が変化していく様子を見る、という作品です。
タレルの扱う光は独特で、見るとずっと忘れられません。
やさしいようにも毒々しいようにも、
冷たいようにも暖かいようにも見える色。
ガスワークスは行ってよかったと思わせる作品でした。

あと、ちょっと足を伸ばして富山やら加賀もうろついてきました。
富山では山に雪が積もっていたのでびっくり。
黒い山肌に白い雪、曇った空…
そういう北の風景を今まで自分の目で見たことがなかったので
ちょっと不思議な気分になりました。
遠くに来たんだと実感。

天候のせいもあるかもしれませんが、
北陸は白くて、暗くて、冬の予感に満ち満ちていました。


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