おまえが怒らないなら
あたしが代わりに怒ってやるよ、と思う。
おまえにできないなら
あたしが代わりに殴ってやる。
クラスメートと「ハウルの動く城」を観に行ってきました。
劇場の場所や時間の関係で、京都や大津ではなく
田舎のほうの劇場に行くことになり、
午後の早い時間、市街地とは逆方向に向かう電車に乗りました。
電車が進むにつれて増えてゆく田んぼと見渡しがよくなる風景に、
ほんとにちゃんとした映画館があるのかと不安になりながら着いた駅には
おそろしく田舎の風景に似合わない大きな映画館があって一安心。
映画館で映画を観るのはすごく久しぶりだったので
上映開始直前の、あの、だんだん暗くなってくる照明にどきどきしました。
映画はラストが急速すぎて「???」という感じだったのですが、
あまり深く考えないのが一番!と思い深く悩まないことに。
動く城、開ける度に違う街につながる扉、魔法…
昔憧れた、そして今でも強く魅力を感じるアイテムが一杯の
ガラクタを詰め込んだ宝石箱のようなイメージをうけました。
それにしてもジブリの映画の少年はいつも魅力的だなあ…。
若い恋とはたのしそうなものよのう、と
年寄りくさいことを話しながら二人、夕暮れの電車にゆられて帰ってきました。
京都国立近代美術館で開かれている「痕跡」展に行ってきました。
というのもわたしが好きなクライン、ポロック、フォンタナなどの作品が
展示してあると知ったからなのですが、
最近ひっそりと興味を持っていた作家の作品を
偶然見ることができてひどく衝撃を受けました。
マリーナ・アブラモヴィッチという作家なのですが
彼女の作品を見たとき、
人間の持つどす黒い部分をまざまざと思い知らされた気がして
とても恐ろしかった。
はじめシンディー・シャーマンを連想したのですが
なんにせよああいう衝撃的な作品を目にする機会は少ないので
ますますアブラモヴィッチに興味がわいたのでした。
あお、もちろんお目当ての作品もよかった。
クラインは実物を見たことのない作品ばかりだったので
きらきらするあの青を間近でみることができてうっとりでした。
近くに紅葉名所が一杯あるせいですごい人出でしたが
行ってよかった……!
「バーベキューをやろう!」と言い出した奴がおりまして
メンバーの調整がつかなかったので
当初は10月にする予定だったのが11月も終わり目前の今日、
琵琶湖畔で冷たい風が吹き抜ける中肉を焼くことになりました。
てくてく駅から湖畔まで歩き、
セットを組み立てて、
皆が持参した山のような量の肉を焼いたり、
夜には暖かいコーヒーを飲みながら
まったり色んな話をしたり、……
寒さを除けば楽しい一日になりました。
夜、後片付けで疲れてぐったりとしながら
大きな月が昇ってきて、湖面に長く光がのびているのを
ぼんやりと座って眺めていました。
対岸は大きな街で、イルミネーションがとてもきらきらしていた。
ここでもまた「みんなそれぞれ大変なことはあるのだなあ」と
思わされるようなことがあったので
他人を応援したり、自分を応援しながら
楽しく生活するように心がけることにします。
| 2004年11月25日(木) |
痛みの速さを遠く越えて |
sha, la, la, la
冷たい空気に
剥がれた皮膚が擦れて鳴る
白いのも静かなのも怖い、
だから眠りたくないよ
痛み無くあたたかくいたい
本当のことなど知りたくない
思うだけで、口にはしないで
今日は暖かいと聞いたのに
昼間もコートがないと寒かった。
大学の紅葉は茶色く変色し始め、
木の葉もどんどん落ちてゆく。
CDショップで買ったアルバムのケースが割れていた。
夜、現像に出していた写真を受け取りに行ったら
受付のおばちゃんに無茶な取り方をするなと叱られた。
そんな水曜日。
急に紅葉を見たくなったので
友達と京都の南禅寺に行ってきました。
清水寺付近のあの”寺密集地”からは外れているし、
若干人出も少なめだといいな…と思っていたのですが甘かった。
改札口に駅員さんが立って拡声器で道案内するぐらいに混んでいた…。
それでも勿論この晴天でしたから
きれいな紅葉を見ることができました。
ひっそり見たいと願っていた水路閣は
上から差し込む光に黄金色に照らされ静かに輝いていました。
お目当ての紅葉は存分に堪能できたし、
四条では美味しいあんみつのお店を見つけたし、
京都駅ではクリスマスのイルミネーションが楽しめたし、
色々盛りだくさんの一日でした。
明日からまた勉強がんばろう。